俳優の織田裕二がこのほど、フジテレビ系主演ドラマ『SUITS/スーツ』(毎週月曜21:00~)のクランクアップを迎えた。最終話は、17日に15分拡大で放送される。

織田裕二=フジテレビ提供

撮影を終えた織田は「原作が世界的な大ヒットドラマということで、撮影当初は不安やプレッシャーもありましたが、安心感のあるキャストさんやスタッフさんがいてくださったおかげで自由にやらせていただきました」とコメント。最後の撮影となったのは、織田と國村隼がバーで語らうシーンで、この撮影をもって『SUITS/スーツ』はオールアップとなりった。

織田のクランクアップの際には、すでにクランクアップしていた秘書役の中村アンがサプライズで駆けつけ、織田に花束を贈呈。さらに、最後の撮影が行われたのが、織田の誕生日でもある12月13日ということで、織田の誕生日祝いも行われた。

織田は、バディを組んだ中島裕翔について、「原作ではバディを組む2人の年齢差が10歳くらいですが、こちらは25歳以上も離れていて(笑)。ですので、あまり細かいことは気にせず、原作の精神の部分だけを抽出して演じようと話していました。大輔は原作と少し設定が違うところもありましたが、その部分を中島くんが自然なお芝居で対応していたのが印象的です。甲斐は大輔の教育係なんですが、あまりベタベタとした関係性ではなく、あえて突き放して、背中で見せていくということを心がけました」と印象を告白。

『東京ラブストーリー』以来27年ぶりの共演となった鈴木保奈美については「原作のジェシカと日本版のチカは設定が大きく異なるので、ちょっとむちゃな役をふられた感じだと思うんですが、さすがと言いますか、本当に助けていただきました」と感謝した。

  • (左から)國村隼、織田裕二、中村アン=同

他のキャストからは、織田の作品に対する姿勢が勉強になったというコメントが多く寄せられたが、「本当ですか? かなり、ざっくりと言いますか、相当、大ざっぱでしたよ(笑)」と謙そん。それでも、「いつも作品の方向性や訴えたいテーマについては、最初にスタッフさんと話し合います。目指す方向性が同じであれば、表現の仕方や見せ方はそれぞれ違っても作品としてうまくいくので。アメリカを目指すのと、アフリカを目指すのでは、一字違いですが大きく違いますから(笑)」と冗談を交えながら、作品作りへの思いを垣間見せた。

そして、シーズン2への意欲については「出演者の僕らがどうこうと言うより、見てくださった方々の声で決まるのではないでしょうか。そういう声をたくさんいただいて、もし続編が決まるようであれば、また原作をしっかりと見直さなければならないですね(笑)。原作もシーズン2以降、加速度的に面白くなっていくので、それをやらないのはもったいないと思っています」との考えを述べていた。

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