iPhone Xを高速充電する電源アダプタが安くなったとは、12月に発売された「18W USB-C電源アダプタ」のことでしょうか? これは値下げではなく、2018年11月に発売された「iPad Pro」に同梱の電源アダプタと同等品が単品販売されるようになり、iPhone X/XS/XS Max/XRおよびiPhone 8/8 Plusの充電を高速化できるようになったのです。
この「18W USB-C電源アダプタ」は、これまでApple純正品では最速の充電アダプタだった「Apple USB-C電源アダプタ」(30W/61W/87Wモデルの3種あり)と比較すると、Apple Store価格で2,800円/税別と割安なところがポイントです。iPhoneに充電するためには、そのほかにUSB-C - Lightningケーブル(Apple Store価格で1,800円/税別)が必要になるため、合計で5千円ほどの出費を伴いますが、Apple USB-C電源アダプタ/30Wが4,800円ということを踏まえると、割安感が出てきます。
なお、18Wという出力は、iPhone X/XS/XS Max/XRおよびiPhone 8/8 Plusを充電するにはじゅうぶんです。付属の電源アダプタ(Apple 5W USB電源アダプタ)の約半分の時間で充電できる環境を、約5千円の負担で実現できるのですから、数年使うことを考えれば安いものでしょう。
将来のことはわかりませんが、2018年11月発売のiPad ProがUSB-Cを採用したことからすると、今後iPhoneにも同様の動きが波及する可能性は大です。そのとき「18W USB-C電源アダプタ」が付属するかどうかも定かではないものの、USB-Cを採用する小型デジタル製品は急速に増えており、先行して購入してもムダにはならないことでしょう。