JR北海道は12日、オペレーターと話しながらきっぷを買える「話せる券売機」を2019年1月7日から南千歳駅・千歳駅などで試行導入すると発表した。
「話せる券売機」は、オペレーターと話すための受話器や液晶モニター、証明書などを確認するためのカメラ機能を備え、「みどりの窓口」でしか買えなかった証明書等を必要とするきっぷの購入が可能となる。券売機の操作に不慣れな人をオペレーターが遠隔サポートすることもでき、「みどりの窓口」の混雑緩和とともに利用者の利便性・サービス向上が期待できるとのこと。
2019年1月7日から南千歳駅・千歳駅(2階)に各1台を試行導入した後、2019年2月以降に島松駅・北広島駅に各1台、2019年3月以降に札幌駅(東口)に2台の試行導入を予定している。オペレーターの対応時間は8時30分から19時まで。他の時間帯は通常の券売機として利用でき、証明書等が必要なきっぷについては駅係員が従前通り駅窓口で対応する。
「話せる券売機」では、近距離きっぷ、新幹線・在来線の乗車券・指定席・自由席特急券、「えきねっと」で予約したきっぷの受け取りなどを自身の操作で購入できるほか、オペレーターが画面上のカーソルを遠隔操作してきっぷの買い方を案内する。オペレーターが遠隔で通学証明書などを確認することで新規購入の「通学定期券」なども購入できるほか、すべての操作をオペレーターが代行してきっぷを発売するなど「みどりの窓口」とほぼ同様のきっぷ購入が可能となっている。