日本薬剤師会はこのほど、「健康サポートと薬剤師に関する意識調査」の結果を明らかにした。同調査は9月5日~6日、全国の20歳~79歳の男女1,000名を対象にインターネットで実施したもの。
普段、自分の健康をサポートしてくれる身近な人は誰か尋ねたところ、「配偶者(夫、妻)」(42.2%)が最も多く、次いで、「母親」(22.1%)、「子ども」(14.8%)となった。婚姻の状況別にみると、既婚者では「配偶者(夫、妻)」(62.8%)、未婚者では「母親」(37.8%)が最も高くなっている。
パートナー(配偶者、恋人)にしてもらえたら好感度がアップすると思う健康サポートについて聞くと、最多回答は「健康に配慮した料理を作ってくれる(カロリーや塩分控えめなど)」(40.3%)だった。「病気のときに看病してくれる」(40.0%)、「顔色など体調の変化に気づいてくれる」(37.1%)も多い。
女性では「病気のときに看病してくれる」(47.6%)が最も高かった。年代別にみると、30代で最も多かったのは「疲れているとき『休んだら?』と言ってくれる」(44.6%)だった。
病気のことに関して、どのような専門家にサポートやアドバイスをしてもらえたらうれしいか尋ねると、「医師」(69.9%)が最も多く、「薬剤師」(20.1%)、「看護師」(19.1%)と続いた。
市販薬などの薬について、どのような専門家にサポートやアドバイスをしてもらえたらうれしいか聞くと、1位は「薬剤師」(56.4%)、2位は「医師」(21.0%)、3位は「看護師」(6.0%)だった。
サプリメント・健康食品では、どのような専門家にサポートやアドバイスをしてもらえたらうれしいか尋ねると、「薬剤師」(26.6%)が最も多く、2位は「管理栄養士」(16.9%)、3位は「医師」(12.9%)だった。
どのような薬剤師に健康をサポートしてほしいかを尋ねたところ、最も多い回答は「親切」(32.8%)だった。次いで、「積極的に薬のアドバイスをしてくれる」(30.5%)、「最近の薬に詳しい」(29.9%)、「受け答えがハキハキしている」(28.3%)、「いつも冷静に対応してくれる」(27.9%)となった。