インタースペースは12月10日、「子どもの睡眠・寝かしつけ」調査の結果を発表した。調査は10月19日~26日、同社運営の情報サイト「ママスタジアム」を利用する3才未満の子を持つ母親550名を対象に、インターネットで行われた。
母親7割超が「寝かしつけ」にストレス
3歳未満の子ども持つ母親に、「子育てをする中で悩んだり困ったりしていること」を聞いたところ、「子どもの睡眠(寝かしつけや夜泣き、子どもの就寝時間など)」(66.4%)がトップに。次いで「子どものしつけ」(60.2%)、「子どもの食事」(56.9%)と続いた。
1位の「寝かしつけ」について、「ストレスを感じる」(すごく+どちらかと言うと)人は71.3%に対し、「幸せな一時だと感じる」(どちらかと言うと+すごく)という人は28.8%。また、寝かしつけに対して「悩んでいる」(すごく+やや)人は64.3%、「悩んでいない」(ほとんど+全く)人は35.6%だった。
3歳未満児の就寝時間、4割弱が22時以降
調査によると、子どもの寝かしつけができる人は、「ママ」(99.1%)に次いで「パパ」(51.8%)、「祖母」(14.0%)、「きょうだい」(4.0%)という結果に。半数以上のパパが寝かしつけができるものの、主に寝かしつけをしているのは圧倒的に「ママ」(94.4%)で、「パパ」はわずか4.5%だった。
寝かしつけにかかる時間を調べると、「30分以上」(29.6%)が最も多く、次いで15分以上30分未満」(26.9%)、「45分以上60分未満」「60分以上」(いずれも15.6%)となった。
寝かしつけをはじめる時間は、「20時以前」が24.7%、「21時以前」が74.7%と、大半の人が21時以前に寝かしつけを開始していることが明らかに。しかし一方で、「21時以前に子どもが寝る」という人は40.9%にとどまり、「22時以降に寝る」(37.8%)と同程度となった。また、「23時以降に寝る」(10.5%)も1割程度いることがわかった。
寝かしつけ方法1位は「寝たふり」
次に、寝かしつける際にやっていることを聞いたところ、「寝たふり」(54.4%)、「見守る」(52.7%)、「自分も眠る」(52.0%)、「トントンする」(50.4%)が上位となり、いずれも半数を超えた。
なかなか寝なくて大変だった時のエピソードや、とっておきの寝かしつけ術を尋ねたところ、1歳未満の子どもがいるママからは、「ひたすら抱っこして落ち着かせてなんとか授乳」「抱っこ紐で抱っこして歩きまくる」「1時間スクワット!」など、体力勝負の様子が伝わる回答が多く寄せられた。一方、子どもが1歳以上のママたちの自由回答で目立った言葉は「寝たふり」という単語。中には「誰が早く寝るかゲームをして自分は寝たふりをする」などもあり、子どもとママの頭脳戦が夜な夜な繰り広げられている様子がうかがえた。