お笑いタレントの千原ジュニアが、フジテレビ系月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』(来年1月7日スタート、毎週月曜21:00~ ※初回30分拡大)にレギュラー出演することが13日、明らかになった。

千原ジュニア=フジテレビ提供

古賀慶氏の人気コミック『トレース~科捜研法医研究員の追想~』を原作に、錦戸亮演じる科捜研法医研究員・真野が、主観や憶測を排除して鑑定結果から得られる客観的な真実のみを信じ、真実のかけらから、亡くなった被害者の想いや無念を明らかにしていく同作。ジュニアは、史上最年少の警視庁刑事部長で、真野が抱える陰惨な過去に大きな関わりを持つとみられる壇浩輝役を演じる。

クランクイン当日は、警視庁で刑事部長に就任した壇が、警視総監らを前にあいさつするシーンを撮影。細身の高級スーツをまとい、七三分けのヘアスタイルにしたジュニアは、スタッフから「壇浩輝役の千原ジュニアさんです!」と拍手で迎えられると、少々照れくさそうに笑みを見せた。

しかし、カメラが回るとほぼ表情を変えず、ミステリアスな壇の雰囲気そのもの。関西弁を完全に封印した役はこれが初めてで、イントネーションに苦戦しているというが、監督から顔の角度、セリフの“ため”、口元での演じ方などを演出されると「はい、わかりました」と冷静に聞き入れ、すっかり俳優の顔になっていた。

撮影の感想を聞かれ、「『始まったな!』という感じですね。でも自分がどこを撮られているか分からなかったので、監督さんがオッケーと言えばオッケーです。僕のお芝居に賛否の“否”があれば、監督さんのせいですよ(笑)」というジュニア。今回のオファーは「連ドラから声かけていただくの、かなり久しぶりでしたねから、全く“ノーマーク”でしたね。驚きました、自信?全くないです、不安しかないです」と本音を吐露する。

今回の出演は誰にも言っていないそうで、「(兄の)せいじも知らないですよ(笑)」とのこと。「原作も面白いですし、脚本を読んだ時にすごくよくできている!と思いました。僕が出ているということよりドラマとして非常にクオリティの高い作品がお送りできるのではないかと思います。演じる壇の“深い”表情も頑張って見せていきます」と意気込みを語っている。

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