海外旅行で一度は行ってみたい国、タイ。もしかして、出張で行ったことがあるサラリーマンの方もいるかもしれないが、こんな料理を食べたことがあるだろうか? 今回は、「タイ屋台999 新橋店」で「火山鍋」を食べてきた!
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で、デカい!
「タイ料理」と「タイ屋台料理」は別モノ
新橋駅烏森口より徒歩1分、美味しそうな料理店がひしめきあうエリアでひときわ目立つ「タイ」の看板。じつにわかりやすい。店の名前は「999」と書いて「カオカオカオ」。数字の9(カオ)はタイで縁起の良い数字とのことで、3つ並べて日本でいうところのラッキーセブン的な意味があるようだ。
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思いっきりわかりやすい看板。とりあえず鯛料理の店ではないことはわかった
タイ料理といえば、都内には無数にあるはず。どんなところに他の店と違う特徴があるのかというと、本場において、所謂「タイ料理」はどちらかと言えば割烹や料亭などの高級料理という位置づけであり、「タイ屋台料理」は日本でいえば肉じゃがのような家庭料理。定番のグリーンカレーやガパオライスも、日本にあるほとんどの店は「タイ料理」だそうだが、「タイ屋台999」では、スタッフが何度も本場に足を運び学んだ「タイ屋台料理」が食べられる、まさに本場の味の直輸入的な店なのだ。店内に入ると、まさに異国情緒漂う雰囲気で、ちょっとした旅行気分も感じられる。
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「タイ屋台料理」と「タイ料理」は違うんだよ! まさか知らなかったとは言わせない。俺は、知りませんでした
インパクト絶大の「火山鍋」のお味は?
そんな「タイ屋台999 新橋店」で最近始まった新メニューが「火山鍋」。店舗スタッフがタイに視察に行った際、有名な「火山鍋」の店に行き、ユニークな鍋であることと、その味を気に入って、日本に持ち込もうと思ったそうだ。早速注文してみると、何やら真っ黒な火山状の器が。これが「火山鍋」か! 真っ黒で重量感が半端ない。
火山の中を覗いてみると、エビがたくさん並んでいた。トムヤムクンで下味をつけある程度火を通したエビを、この火山鍋で蒸し焼きにして仕上げてから食べるのだとか。
しかし、下は鉄の器があるだけなので、コンロなどで火をつけるわけではなさそうだ。じ～っとお店の方の動向を見守っていると、いきなりスピリタスをドバドバ～っと山の頂上から浴びせかけた。そして、火を点火! あっという間に火口から炎を噴き上げる! 結構な勢いで吹き上がってるけど、大丈夫なのかコレ!?
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伝わるかな～このマグマっぷり。かなり上まで炎を噴き上げるから結構ビビる
しばらくすると、徐々に炎は弱まっていったものの、あ～ビックリした。もしかして天井が焦げちゃうんじゃないかと心配になるくらいの勢いだったから。所謂、「鍋」を囲んだ、まったりした日本の食事風景とは180度違う、衝撃的な「火山鍋」。はたしてそのお味は。
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こうして噴火中に下ではエビが美味しくなっているという不思議
火山からエビと取り出すと、フワ～っとハーブの良い匂いが漂い、食欲をそそる。それにしても、エビがでけぇ～! これは食べ応えありそうだ。ビニール手袋などをして、手づかみでいただきます。
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蓋を開けると、ハーブの芳醇な香りが漂う
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食べ応えありすぎるほどのエビ。こんなの初めてだ
おおっトムヤムクンとエビのエキスが合わさって、じつに美味い。エビが大きいから、ぷりぷりというよりは、ザクッザクッと擬音をつけたくなるほどの食感の良さがある。そして、旨味がジュワ～っと口に広がるから、次々と夢中で食べてしまった。
さらに、殻を取っておいて、麺を加えて、シメには汁なしエビトムヤムクンラーメン風に。スパイシーで酸味のあるスープが麺に絡んで、これが本当に最高。お腹いっぱいでもまだ入ってしまうはず。
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シメは麺を加えて調理してくれる。エビの殻を取っておくのをお忘れなく
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平打ちでちょっと縮れた面は味がよくからむ
また、テーブルにある調味料を加えて味変するのもおすすめ。筆者は粉唐辛子をかけすぎて、めちゃめちゃ辛い味になってしまったので、注意を喚起しておきたい。粉唐辛子、けっこうヤバい。でも、すっかり味のとりこになって完食。あ～美味しかった!
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たっぷりパクチーに粉唐辛子を加えてみたら、かなりのインパクトに
「火山鍋」を食べられるのは、3時間飲み放題付きで税込5,980円のコース「タイで大流行!!火山鍋コース」(2人前より・前日までの予約が必要)で、提供されているのは「タイ屋台999 新橋店」のみ。見た目も味もインパクト大な「火山鍋」を食べに行って、本場タイの屋台料理を知るきっかけにしてみては?
●information
「タイ屋台999(カオカオカオ) 新橋店」
住所：東京都港区新橋3-22-2 RIZE新橋1F、2F
定休日：日曜
営業時間：
ランチ 11時30分～14時
※土曜は11時30分～15時
ディナー 17～24時
