エン・ジャパンは12月10日、「管理職への志望度」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は10月29日~11月27日、同社運営の求人・転職支援サービス「エン転職」のユーザー1万1,423名を対象に、インターネットで行われた。
「管理職になることに興味はありますか?」と聞いたところ、50%が「興味がある(ある+どちらかと言えばある)」と回答。男女別にみると、男性(62%)と女性(41%)で21ポイントの差が見られた。また、管理職に「興味がある」理由を尋ねると、「自分を成長させたいから」(43%)、「給与を上げたいから」(41%)、「仕事の幅を広げたいから」(39%)が上位に挙がった。
一方、「興味がない(どちらかと言えば+ない)」人の割合は29%(男性19%、女性8%)。理由としては、「自分に管理職は向いていないと思うから」(28%)、「プライベートの時間がなくなりそうと感じるから」(23%)、「仕事の責任を増やしたくないから」(22%)が上位となった。
調査によると、管理職の経験がある人の割合は27%。男女別では、男性が40%、女性は16%。管理職の経験をして良かったことを尋ねた結果、「自分で決められることが増えた」(44%)、「部下の成長に関わることが出来た」(43%)、「自分の視野が広がった」(42%)がTOP3に。
具体的なエピソードを教えてもらうと、「自身が管理職ではなかったとき、『いらないのではないか』と感じていた業務を無くしたり、効率化のために浮かんだアイデアをすぐに実行に移せた」(25歳男性)、「今まで見えていなかった部分が見えて、一人一人の仕事に助けられていること、一緒に働く仲間の大事さに気づけた」(32歳男性)、「自分に足りないところを部下を通して知ることが出来た。マネジメントの難しさを学ぶと同時に、人間としての学びも多く得ることが出来た」(32歳女性)といったコメントが寄せられた。