阪神電気鉄道は10日、阪神本線の甲子園~武庫川間連続立体交差化工事により生まれた鳴尾駅の高架下空間に、武庫川女子大学の拠点施設を新たに設置する計画を発表した。

  • 武庫女ステーションキャンパス(イメージ)

この計画は武庫川女子大学・武庫川女子大学短期大学部との間で締結した包括連携協定にもとづき進められる。阪神電気鉄道と武庫川女子大学は、これまでにも鳴尾駅のデザイン案の作成や、沿線の魅力を発信する冊子の共同制作など、さまざまな連携を行ってきた。今回、新たに生まれた鳴尾駅高架下空間の有効活用策の検討を機に、これを含めた鳴尾・甲子園を中心とする沿線での「地域と共生するまちづくり」をめざすことで一致した。

計画では、武庫川女子大学が鳴尾駅東側の高架下に「武庫女ステーションキャンパス」「武庫女ステーションキャンパス・アネックスI・II」を設置するとしている。

  • 武庫女ステーションキャンパス・アネックスI・II(イメージ)

「武庫女ステーションキャンパス」は大学と地域とのつながりや、大学から地域への情報発信を目的とした施設とし、レクチャールームやカフェ・レストラン、金融機関などで構成。「アネックスI」はジムやスタジオ、更衣室・シャワールームなどからなる健康維持・増進のための施設とする。「アネックスII」は講義やセミナーなどで活用する。