大泉洋主演の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(12月28日公開)に出演する、高畑充希へのコメントが11日、届いた。

  • 高畑充希

同作は『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(渡辺一史 著/文春文庫刊)を実写化。幼少期から難病にかかり、車イスで過ごした実在の人物・鹿野靖明(大泉洋)と、周囲の人間たち(高畑充希、三浦春馬)の笑いと涙の実話を描く。

今回高畑が演じるのは、ボランティアの安堂美咲。鹿野のボランティアとして従事する医学生の彼氏・田中(三浦)に会いにきたところ、鹿野に一目惚れされ、否応無くボランティアに引き込まれる。

前田哲監督はデビュー当時から高畑を知るが、「思ったままを言う美咲を演じられる若手女優は彼女しかいない」と太鼓判。今回高畑が演じた美咲について、「竹を割ったような性格」と語り、「彼女は天性の勘で、その場その場で"美咲になる"」と高畑を絶賛した。

わがままで図々しい鹿野に対して、美咲は「障害者だったら何言ってもいいわけ?」とはっきりと言い切るが、高畑自身も「今目の前にいる人が困っているから助ける、今言われたことがムカつくから怒る、それが美咲かなと思って」と表す。最初は鹿野に反発するが、ボランティアを続けるうちに少しずつ心を開き、やがて鹿野の最大の理解者へ成長していく美咲を演じきった。