女優の武田梨奈が11日、都内で行われたBSテレ東ドラマ『ワカコ酒 Season4』(2019年1月7日スタート 毎週月曜24:00~)の記者発表会に出席し、同シリーズの出演秘話のほか、酒場ライターとして知られる吉田類氏との共演エピソードを語った。
同作は、新久千映氏が描く累計200万部突破の人気漫画を原作に、武田演じるOL・村崎ワカコがさまざまな店を巡って「ひとり酒と食」を堪能する姿を描く。2015年に放送された「Season1」は武田にとって連ドラ初主演作となり、シリーズ4作目の今回は4K制作版に進化。撮影は今年の夏に行われ、情報公開前にもかかわらず現場を目撃した人からは「ワカコだ!」「続編やるんだね!」などと声をかけられたという。「みなさまに愛されていることを実感して、それを力に撮影に臨ませていただきました」とうれしそうに振り返った。
今では、シリーズを支えるスタッフから「一口が変わった」と褒められるようになったが、「正直、Season1の時はお酒があまり得意ではなかったんです」「『飲めない』なんて言えなかったので『ちょっと、たしなんでます』みたいな感じで、本当に申し訳ないんですけど最初は嘘を……(笑)」と告白。「酒飲みの先輩たち」から「ビールの飲み方が微妙だな」と愛のあるダメ出しをされる中、練習や演技力によって克服するのではなく、プライベートでも「ひとり酒」を実践することによって酒との向き合い方が変わった。
そして、2019年2月18日放送予定の第7話「素敵な出会い」では、BS-TBS『吉田類の酒場放浪記』でおなじみ吉田類氏との共演を果たした。アドリブを交えて互いに酔いも回り、武田いわく吉田氏の「これからは僕じゃなくて君の時代だ」「お酒を飲むことに関してケチになるな」という名言も飛び出し、「すごく温かくて、優しい目線で話してくださる方」「本当に幸せな気持ちになって家に帰ったので、こういう人になりたいと思いました」とその人柄に惚れ込んだようだ。
プライベートで「ひとり酒」を楽しむほど、すっかり“飲兵衛”になった武田。新宿ゴールデン街に行った際には隣の客から「おねえちゃん! ワカコ酒みたいだね。知ってる?」と声をかけられる珍事も。「聞いたことあります。ドラマもやってますよね」と調子を合わせつつ、最後はワカコ本人であることを伝えて宣伝したという。その当時を思い出して「うれしいです」と笑顔を見せ、作品が世間に浸透していることを喜んでいた。