大井川鐵道は10日、冬の名物列車として親しまれている「おでん列車」を今年度も運転すると発表した。2019年1月12日から同年3月3日までの土日、計16日間運行する。

  • 蒸気暖房で暖かいお座敷客車「ナロ801」

「おでん列車」は参加者専用の貸切としたお座敷客車をSL列車「かわね路号」に連結し、車内でおでんを楽しむ企画。参加者は金谷駅から普通列車でSL発車駅の新金谷駅へ移動し、「おでん列車」に乗り換えて千頭駅まで乗車する。「おでん列車」の運転時刻は新金谷駅11時26分発・千頭駅13時9分着。千頭駅からの復路はフリー行程となる。

お座敷客車は、1980年に西武鉄道から譲渡された電車を改造し、畳敷きにした車両「ナロ801」を使用する予定。蒸気機関車で発生した蒸気を車内にまわす蒸気暖房が効いているため、暖かく過ごせるという。

  • 「おでん列車」車内イメージ

参加費は大人6,000円・小学生5,000円。参加費には往路SL急行券とお座敷客車の特別車両券、金谷~千頭間往復フリーきっぷ、手作りおでん、弁当、缶ビール・ペットボトルのお茶各1本(子供はジュース1本)、保険料が含まれる。飲食物の持込みも自由。乗車予約は大鉄観光サービスにて、電話で受け付ける。1日あたりの定員は32名で、定員に達し次第、締切となる。