女優の柳ゆり菜が、カンテレの単発ドラマ『新・ミナミの帝王~過去からの罠~』(来年1月5日15:00~16:30 ※関西ローカル)にヒロイン役で出演することが決定した。

柳ゆり菜=カンテレ提供

千原ジュニア演じる大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎が、依頼人が借金せざるを得なくなった問題に切り込んでいくヒューマンドラマの同作。柳は、過去にギャンブル依存症で窃盗の前科がある女性・本多麗奈役で出演する。元受刑者を積極的に雇い入れ更生の手助けをしている日野(上杉祥三)の経営するラーメン店でまじめに働いているが、詐欺グループにそそのかされて店の売上金を持ち逃げし、カジノを利用した高金利の投資詐欺にあうという役柄だ。

11月末、大阪市内で行われたロケでは、銀次郎の舎弟・坂上竜一(大東駿介)から、日野が店の売上金を持ち逃げした自分を許そうとしていることを知らされ、悔い改めるシーンを撮影。柳は「台本を読んで、詐欺ってこういう仕組みなんだなとすごく勉強になりました。麗奈については、素直で信じやすく、信用を失うようなことをされると卑屈になって暴走したり、でもそのあとに反省するというところは、根本的に自分と似ています。間違いを犯すけれど、信じてくれている人がいるからこそ強くなれる、そういうメッセージがあるドラマです」と、見どころを語った。

千原ジュニアとは、バラエティでは何度か共演したが、ドラマの現場では初めてだといい、「強面だけど優しい銀次郎。それはジュニアさんが持っている雰囲気そのもの、俳優の千原ジュニアさんをあらためて尊敬しました」とコメント。ジュニアも、柳について「関西の人だから、すごくナチュラルに、明るく前向きに生きていこうとする女性を演じていた」と評価した。

『新・ミナミの帝王』は、この『過去からの罠』がシリーズ第16作で、第17作の放送も決まっている。