三浦貴大と安藤政信がW主演を務めるBSテレ東の新土曜ドラマ9『神酒クリニックで乾杯を』(2019年1月スタート 毎週土曜21:00〜)の追加出演者が10日、明らかになった。
同作は、現役医師の知念実希人による人気シリーズ小説を実写化。VIP専門の医院「神酒クリニック」で勤務することになる生真面目な若手外科医・九十九勝己(三浦)と、院長・神酒章一郎(安藤)らが、一癖も二癖もある超優秀な名医たちと共に、突拍子もない依頼を叶えるべく、無理難題に挑んでいく。ヒロインには、乃木坂46の山下美月が決定した。
神酒クリニックの産婦人科医/小児科医として働く夕月ゆかり役を演じるのは、女優の松本まりか。自称28歳の色気たっぷり美人女医役で、得意の声帯模写を使い活躍する。松本は「私が演じるゆかりは、全面に色気を漂わせ、”存在自体フェロモン”という、今までにない癖の強さ。あらゆるハードルが私にのしかかってきています。おそらく私が演じるにあたって見た目も言動も突っ込みどころ満載かと思いますが、まずは見えるところからわかりやすく頑張っていこうと思います(笑)」と意気込んだ。
また、超人的な記憶力と知性を持ち、内科医として働く天才・黒宮智人役は、柳俊太郎に決定。天才的な頭脳の持ち主だが、ある人物と出会ったことで、抑うつ症になってしまい、ハッキング能力を生かして神酒をバックアップする。柳は「セリフは決して最初は多いほうではないのですが、目線だったり、呼吸とかで 感情を表現しないといけないので、難しいのですが、非常に楽しみな役だなと感じています」と役について語った。
32歳だが小柄で少年のようなルックスを持ち、人の心を読むことができる精神科医・天久翼役には、現在放送中の『仮面ライダージオウ』に出演し、「超美形すぎる」と話題の板垣李光人をオーディションで抜擢。表情筋の動きから相手が考えていることを見抜いてしまう“サトリ”のような読心術の持ち主で、神酒の右腕となる。「16歳の僕が32歳をどう演じるのか、そして医者である我々がそれぞれの個性を活かして事件を解決してゆく姿、原作を読んだことのある方もそうでない方も絶対に楽しんでいただけると思います」と、実年齢との差にも触れた。
さらに九十九の恩師で、神酒クリニックを紹介した四葉大学病院の教授で医師の三森大樹役として竹中直人、九十九の先輩で、九十九が淡い恋心を抱いていた四葉大学病院の外科医・新庄雪子役として臼田あさ美が出演。主題歌はASIAN KUNG-FU GENERATION「ホームタウン」に決定した。
倉地雄大プロデューサー コメント
原作を読んで何よりも強く惹きつけられたのは、一癖も二癖もある個性豊かな登場人物たちでした。この人たちが好きでドラマを楽しみにしてもらえるようにしたい!何より神酒クリニックメンバー6人と三森教授、雪子さんのキャスティングには徹底的にこだわりました。
まず、ゆかり役の松本まりかさん。脚本家や監督たちと手探りで進めていくかなり初期の段階から、僕が“ゆかり”を説明する際に、僕のイメージを伝える言葉は「松本まりか」でした。知念先生が描いたゆかりは、外見は言わずもがなですが、内面から滲み出る余裕と妖艶さ、芯の強さを併せ持つ謎めいた女医でした。松本さんは、何作も続けて強烈な役をものにしており、その技量は圧倒的です。今回演じていただくゆかりは、“大人の女性”が故に色々な顔を持ち、自由で、松本さんの色々な芝居・色々な表情が見える面白い役になっています。艶やかなのはもちろんですが、あざと可愛いだけでない新しい“松本まりか”が見える夕月ゆかり、ぜひご期待ください!
続いては、黒宮役の栁俊太郎さん。実は松本さん同様で、原作の黒宮を当初から栁さんで読んでいました。ここまでイメージ通りにキャスティングがバチっと決まることが珍しく、僕も驚いているくらいです(笑)。この黒宮という役は、セリフがほとんどありません。コミュ障なので。でも栁さんが演じると不思議なもので、リアクション・息遣い・動き・所作 etc.で黒宮をとてもかわいく、愛らしく見せるんです。自信を持って言えます、めちゃめちゃ愛らしい栁さん演じる黒宮、必見です!
そして、天久翼。1番時間をかけて選びました。原作の「少年のような外見で小柄。でも30歳を超えていて、人の心を見透かす毒舌」という要素を、どうやって映像にしようかと悩みました。年齢層も10〜30代と幅広く、約2カ月半かけてオーディションを重ね、そして辿り着いたのが、期待の大型新人・板垣李光人さん。初めてお会いした際には、こんな美しい少年がいるのだろうかと見惚れてしまったくらいです。16歳の板垣くんですが、不思議と年相応の少年にも、30代にも見える瞬間があるんです。彼が持つミステリアスな美しさは、まさに天久に1番必要な要素でした。
九十九の先輩・雪子役の臼田あさ美さんとは、これでご一緒するのは3回目です。ふと振り返ってみると、「暴力団組長の娘」や「何十億円を動くかす裏社会の住人」という何故か一風変わった役で臼田さんにご相談してしまうのですが、いつも笑顔で楽しんでご出演いただける(と信じています!笑)素敵な女優さんです。今回も、実は最も重要で、難しい役に挑戦していただいています。
竹中直人さんは、竹中直人節を存分に発揮していただくような、半ば当て書きの台本をご用意させて頂き、アドリブ満載で撮影させて頂いています。旧知の仲の安藤さん演じる神酒とのシーンは、NGカットが大爆笑だったので、ドラマとともにぜひNG集を楽しんでもらえる場を作れたらなと勝手に思っています(笑)。豪華なメンバーと共にお送りする“神酒クリニックで乾杯を”、実はまだまだ驚きの人が何人も出てきます!その話はまた次回ですが、エッジの効いた新しいドラマになること間違いなしです!ぜひ放送をお楽しみに!
(C)「神酒クリニックで乾杯を」製作委員会 2019