俳優の草なぎ剛が8日、東京・日生劇場で行われた音楽劇『道』のフォトコールおよび囲み取材に参加。主人公・ザンパノを熱演し、肉体美を披露した。
フェデリコ・フェリーニの傑作映画『道』を、ブロードウェイやウエストエンドなど世界中で活躍する演出家デヴィッド・ルヴォー氏の演出で舞台化。8日~28日に同所で上演される。
草なぎ演じるザンパノは、旅芸人“鋼鉄の肺の男”として胸部に巻いた鎖を胸筋で切るという芸を売りにしている男。粗暴な性格ですぐ暴力を振るい、酒や女も好き、男として最も本質的な魅力と罪を抱えた人間だ。
フォトコールで草なぎは、見事な筋肉美を披露し、胸部に巻いた鎖を胸筋で切るシーンも公開。男らしさあふれる姿を見せた。
直後に行われた囲み取材で、肉体を称賛されると「肉体CGなんです…ウソです。うまく照明とか、ボディメイクさんにやってもらっているんです」と照れ笑い。どれだけアップさせたか聞かれると「本当にあれなんですよね、ベリーマッチョで、張り切りマッスルで、頑張りマッチョで、20分しかもたないんです。ステージ上でオーラを出すと筋肉も出てくるんです」とふざけて笑いを誘った。
あらためて筋トレについて聞かれるも「1日3秒です。全然。日生マジックというか、ここに入ると筋肉がつく」とごまかす草なぎ。演出のルヴォー氏が「稽古場でウエイトトレーニングをしているのを何度も見て、印象的でした」と暴露すると、「それは僕じゃないんじゃないですか?」ととぼけた。
肉体だけでなく、声も低音ボイスで男らしいザンパノになりきっていた草なぎ。「やさぐれているというか、ルヴォーさんが稽古で引き出していただいて、『ゴリラのように野生的な男性を心がけてくれ』という演出があったの、ゴリラマッチョで頑張っています」と語った。