東京都交通局は7日、都営大江戸線勝どき駅の新設ホーム・コンコース・出入口を2019年2月11日から供用開始すると発表した。
都営大江戸線勝どき駅は開業当初の2000年度、1日の乗降客数は約3万人だったが、周辺地域の開発事業により利用者が増加。2017年には約10万人に到達し、混雑が激しくなっている。この混雑を抜本的に解決するため、2011年度から改良工事を実施してきた。
勝どき駅ではホームが1面新設され、現在のホームは両国方面行、新設するホームは大門方面行の専用ホームとなる。晴海通りを挟んで分かれている地下1階のコンコースも一体化され、出入口を新設。2019年2月11日の始発から新設ホーム・コンコース・出入口ともに供用開始となる。
これにより、ラッシュ時間帯を中心にホーム上やコンコースの混雑が緩和され、安全性の向上、列車の定時性の確保が見込まれる。ホームと地上出入口間における移動が円滑になるとともに、ホーム上のどの階段からもすべての地上出入口が利用可能となり、利便性が向上するという。
なお、既設ホームのホームドアを新設ホームへ移設するため、2019年1月8日の初電から既設ホームの大門方面側のホームドアを一時撤去する。ホームドアのない期間は警備員を配置し、ホーム上の安全対策を図る。新設ホーム供用開始後も、引き続き駅施設の改良工事を実施し、駅改良工事の最終的な完成は2020年度第1四半期を予定している。