NHKの正月時代劇『家康、江戸を建てる』(NHK総合 前編:2019年1月2日 後編:1月3日 両日21:00~22:13)の試写会が7日、同局で行われ、佐々木蔵之介、生瀬勝久、優香、千葉雄大、柄本佑、広瀬アリス、林遣都、市村正親が出席。広瀬が劇中で見せる舞について、柄本が「そりゃ惚れるわい!」と絶賛した。
直木賞作家・門井慶喜の歴史小説初のドラマ化となる本作は、荒れ果てた寒村に“大都市・江戸”を立ち上げた“ドリーマー徳川家康”と、家康の夢に人生をかけた熱き無名の男たちの感動作。前編「水を制す」は、現在の井之頭池から江戸城まで上水をひき、江戸中の人がおいしい水を飲めるようにした男たちの物語、後編「金貨の町」は、世界で初めて、装飾品ではなく流通する金貨である小判を生み出し、経済都市・江戸の礎を作った男たちの物語となる。
後編「金貨の町」で、家康(市村)から金貨の小判作りを命じられる後藤家の職人・橋本庄三郎を柄本が、後藤家の当主・後藤徳乗(吉田鋼太郎)の娘で、父の命により庄三郎と夫婦になる約束をする早紀を広瀬が演じた。
柄本は「真夏に火をいっぱい使って、そしてカツラで、汗だくで頭の中がもやもやになりながらだったんですが、そんなはっきりしない状態の中、ある種の熱量はみんな共有してやっていたと思います」と撮影を振り返り、「職人というものに憧れがありまして、自分の憧れる職人の現場での姿を自分なりにやってみた次第です」と職人への憧れを明かした。
広瀬は「初めての時代劇で右も左もわからないままクランクインをし、その前に所作の勉強や舞の練習をたくさん重ねて、『自分よく頑張ったな』と思える作品」とコメント。柄本が「早紀さんが広瀬さんだったおかげで、劇中で舞を披露するシーンがあるんですが、撮影のときに見て『そりゃ惚れるわい!』って実感できました」と語ると広瀬は笑い、「初めてで本当に必死にやっていただけなので、それをみなさんが受け入れてくださったのが大きかったと思います」と謙虚に話した。