ランスタッドは12月5日、「職場の忘年会に関する調査」の結果を発表。調査は11月2日~6日、労働者意識調査「ランスタッド・ワークインサイト」によるWebアンケートで行われた。調査対象は、20歳~69歳の一般企業に勤務する正社員・契約社員および公務員・団体職員1,800名。
調査ではまず、「会社の忘年会に参加していますか?」と尋ねたところ、66.1%が「参加している」ものの、そのうちの25.9%が「参加したくないが、参加している」ことが明らかに。「参加していない」という人は、13.2%だった。
忘年会に参加する理由を聞くと、「忘年会も仕事の一部だと思うから」(46.5%)が最も多く、次いで「チームの親睦が深まるから」(30.1%)、「参加が必須だというきまりがあるから」(18.8%)、「楽しいから」(18.4%)と続いた。
年代別にみると、意外にも20~30代の若手は「楽しいから」の割合が他年代よりも高く、平均を5ポイント程度上回った。また、30代では「社内でのネットワークが広がり仕事がしやすくなるから」が高い結果に。一方、50~60代の男性は「チームの親睦が深まるから」と感じている割合が多く、管理者的な目線でもって忘年会に参加している様子がうかがえた。
忘年会に参加しない理由としては、「面倒だから」(37.0%)が最も高く、次いで「楽しくないから」(32.3%)、「業務以外で会社の行事に時間を使いたくないから」(26.3%)、「自分のために時間を使いたいから」(25.6%)という結果に。
年代別の特徴としては、30代では、「育児や介護で、家を留守にするのが難しいから」という回答で男女差が大きく、女性54.1%に対し、男性は14.3%。一方、30代男性は「お金を払いたくないから」(47.6%)という人が多かった。20代男性では、3人に1人(33.3%)が「お酒が飲めないから」と回答し、全体平均(18.7%)を大きく上回った。
同調査では、職場の忘年会における地域性についても調査を実施している。それによると、九州・沖縄アリアは「楽しい」(24.9%)という割合が圧倒的1位に。対して、東海甲信越エリアは、50%が「楽しくない」と回答。また、近畿エリア(28.6%)や東海甲信越エリア(25.9%)では、「お金を払いたくない」の割合も高かった。