JR北海道は3日、特急「スーパー北斗」の一部列車で実施している簡易車内販売について、2019年1月14日をもって終了すると発表した。
簡易車内販売を終了する列車は上り「スーパー北斗12・14・16号」(販売区間は札幌~苫小牧間)と下り「スーパー北斗7・9・11号」(販売区間は函館~森間)の計6本。いずれも今年6月、車内販売を行う特急「スーパー北斗」の本数を半数以下の14本から6本に減らした際、車内販売の代替として簡易車内販売を始めた列車だった。販売品目をソフトドリンクやお菓子・おつまみに限定し、巡回はせずにグリーン車デッキの販売コーナーでの待受販売としてきた。
しかし、必要な飲食物を事前に購入し、車内に持ち込むことが一般的となったことから、簡易車内販売における1日1列車あたりの売上げは900円台、利用者は約4人と低迷。「販売スタッフの確保も困難」として、終了を決めた。
なお、特急「スーパー北斗」のうち、上り「スーパー北斗6・8・10号」と下り「スーパー北斗13・15・17号」では現在も客室乗務員による通常の車内販売を実施しており、簡易車内販売廃止後も継続するとのこと。