マクロミルは12月4日、ニュースレター「HoNote通信」vol.163として「働く大人のランチ事情」に関する調査結果を発表。調査は11月2日~3日、都心(東京都23区、神奈川県横浜市・川崎市)で働く20~59歳の男女1,032名(性年代ごと均等割付)を対象に、インターネットで行われた。

勤務中のランチ、時間がかからないコンビニや弁当店が最多

  • 勤務中のランチの調達状況

    勤務中のランチの調達状況

都心で昼間に働くビジネスパーソンに、勤務中のランチをどのように調達しているのか聞いたところ、「コンビニや弁当店」(50%)がトップに。次いで「弁当持参」(43%)、「外食」(37%)と続き、外食だけだという「完全外食派」は9%という結果に。また、「社員食堂」を利用している人は15%、「宅配・出前」という人は8%だった。

性年代別にみると、特に若い女性は弁当持参派が多く、20代女性は66%という結果に。また、コンビニや弁当店派は20代男女と30代男性の割合が多く、それぞれ半数以上が利用していることがわかった。

それぞれ何を重視しているのか調べたところ、「コンビニや弁当店」「弁当持参」派は「時間とお金をかけたくない」という人が多いよう。しかしながら、「弁当持参」派の人の中には、「ゆっくりできる」という人もいて、ランチに対する時間の意識が二分する結果に。

一方「外食」派の人は、圧倒的に「おいしい」(64%)が多かったほか、「メニューが豊富」「リフレッシュ」「ゆっくりできる」などが挙げられ、時間を気にせずにグルメを楽しむ、気分転換をする、という様子がうかがえた。

30分未満で美味しく静かにランチタイム

  • 勤務中のランチ1回にかける金額

    勤務中のランチ1回にかける金額

続いて、勤務中のランチにかける時間を調べたところ、「30分未満」で済ませているという人が男性で7~8割、女性で5~6割という結果に。男性の中には「10分未満」という人も各年代で1割強いることがわかった。

また、1回のランチにかける平均金額については、「コンビニや弁当店」が492円、「弁当持参」が244円、「外食」は815円、「社員食堂」では443円、「宅配・出前」は627円だった。

最後に、勤務中のランチに関するビジネスパーソンの考えを探るため、飲食店や健康にまつわる項目を挙げ、そう思うか思わないか回答してもらった結果、「飲食店」編では、「雰囲気のよい店を好む」や「ガヤガヤしている店は避ける」人が5~6割と多く、限られた時間でも「気に入った店なら多少遠くても行く」「美味しいものなら並んででも食べたい」という人も3~4割見受けられた。

一方、「健康」編では、「体によいものは試す」(5割強)や、「カロリー」や「塩分」(5割弱)に気をつける人が割と多かったものの、「自然食品やオーガニック」や「ダイエットのために少なめにする」といった人は少なかった。