12月14日にフジテレビ系で放送される東海テレビ開局60周年記念スペシャルドラマ『大誘拐2018』(19:57~21:55※一部地域は21:49まで)の会見が4日、東京・台場の同局で行われ、岡田将生、渡部篤郎が出席した。
1991年には北林谷栄主演で映画化された天藤真原作の『大誘拐』をドラマ化した同ドラマ。舞台を東海地方に移し、刑務所を出所したばかりの元ヤクザ(岡田将生)が、日本有数の大富豪の老婆(富司純子)を誘拐し、100億円の身代金を巡って愛知県警のベテラン刑事(渡部篤郎)とし烈な戦いを繰り広げる。
主人公の戸並健一を演じた岡田は「今回は誘拐ということで重たいイメージだと思われがちですが、ドタバタ劇で最後はグッと感動する作品になったと思います」とアピールし、これまで何度も共演している渡部について、「台本を読んだらあまり共演シーンがありませんでしたが、少ないシーンの中でお芝居ができるということを噛み締めながらやらせてもらいました」と共演を喜んだ。
元ヤクザという役柄のために誘拐した老婆役の富司純子に対して、岡田が汚い言葉を言い放つシーンについて「心を痛めながら言わせてもらいました。申し訳ない気持ちで、本当に品がないなと思いながらやっていましたよ(笑)」と恐縮しきり。一方の渡部は、誘拐犯を捕まえる愛知出身の刑事役で、劇中では名古屋弁を話している。「(愛知県出身の)佐藤二朗に電話して、セリフを言ってみたら大笑いしてましたよ。今はそういう言葉を使わないと(笑)。でも間違ってはいないから、コテコテに喋っている渡部篤郎さんを見たいと後押しされました」と自信を見せた。
また、演じた役柄と共通する部分を問われた岡田は「健一はずっと孤独に育って愛に飢えている役。マザー(富司純子)に対して本当に愛情が欲しいというのは、今の自分にも当てはまっています」と回答。続けて報道陣から聞かれもしないのにプライベートの話題を自ら明かすことになり、「僕も愛が欲しいですよ。平成最後のクリスマスなので愛が欲しいと思っています。変なこと言ってしまってごめんなさい(笑)」とまさかの仰天告白すると、渡部が「素直でいいよね」と可愛い後輩に笑顔を見せていた。