アキバeスポーツ評議会は12月9日、14企業によるeスポーツ大会「アキバトーナメント」を開催します。競技タイトルは、ラジコンカーでボールをゴールへと導く「ロケットリーグ」を採用し3対3の試合を行います。これに先駆けて、12月4日にトーナメントの抽選会が行われました。
「取締役選手」は秘密兵器か足手まといか?!
「アキバトーナメント」には、Akiba.TV、AKIBA観光協議会、イオシス、インドア、MSY、クラーク記念国際高等学校、壽屋、サードウェーブ、ソフマップ、タイムマシン、Project White(ツクモ)に加えて、「特別枠」としてインプレス、浅井企画、グラチア事務局が参加。多くか秋葉原に縁が深い企業です。
特別枠以外のチームは「取締役以上がチームメンバーとなる」という縛りを採用します(それ以外のメンバーは社員を起用)。
大会と銘打ちつつも、賞金が出るとか「〇〇の権利を賭けた戦い」ではありませんが、プライドを賭けた戦いということで各社気合は十分です。とはいえ、普段あまりゲームをしていなさそうな偉い人たちからは「プレイしてみるとなかなか難しい」という声が漏れるなど、苦戦している様子です。見どころは取締役選手の活躍になりそうです。
会場はソフマップ秋葉原②号店の「eSports Studio AKIBA」。会場前もしくはソフマップ店頭モニターでも観戦できますが、Youtube Live/ニコニコ生放送でも配信を予定しています。
秋葉原全体でeスポーツを発信
アキバeスポーツ評議会議長のタイムマシン 代表取締役社長 大井裕信氏はeスポーツの盛り上がるとともに「お客さんからeスポーツ向けのいいイヤホンやヘッドフォンがないか?」と聞かれるケースが増えてきたといいます。
まずはソフマップの渡辺氏とMSYの秋山氏を含めた3人で話をしていたが、それぞれが単独で何か動くよりも、秋葉原全体で盛り上げたいということで、声をかけたらかなりの人が集まり「まず年内に何かやりましょう!」となったと経緯を説明。競技タイトルになったロケットリーグについては、競技性がありつつ「人が死なない」ことが決め手になり、選択したそうです。
副議長のソフマップ代表取締役社長の渡辺武志氏は「eスポーツというキーワードで横に繋がっているので、みんなでそろって盛り上げていく方がいい」とコメント。同じく副議長を務めるMSY代表取締役社長 秋山昌也氏は「熱い思いでバトルをすることで、お客さまにいい形で繋がってくれるとうれしい」とコメントしていました。
続いて各社の代表がくじを引いてトーナメント順を決定。協議会のメンバーが12/13/14と近い場所に固まり、早くも波乱が起きそうな展開となったほか、「(ライバル店の)〇〇に勝ちたい」と言ってクジを引いたところ決勝まで対戦できない番号になる、「部下と特訓したがうまく動けず『(当日は)ゴール前で動かないでください』と言われてプライドが傷付いた」と多種多様なコメントが飛び出しました。
また、今回は「まずは年内に1回やろう」ということで、来年に年間を通じたリーグ戦も予定されていることが併せて発表されました(詳細は後日発表との事ですが、助っ人選手を認めるとの)。2019年も秋葉原の会社間の戦いは続きそうです。