JR東日本は4日、新幹線車内で無料公衆無線LANを活用したコンテンツ配信サービス「noricon(ノリコン)」の実証実験を来年1月21日から3月28日まで実施すると発表した。
「noricon」は無料公衆無線LANサービス「JR-EAST FREE Wi-Fi」を用い、新幹線の車内で書籍・漫画・雑誌・動画などのさまざまなコンテンツを無料かつ会員登録不要で配信するサービス。配信コンテンツとしてコミック・ガイドブック・絵本が約170冊、雑誌が約1,200冊、アニメ動画・旅行コンテンツが約30本提供される。
対象車両は東北・北海道新幹線E5系、秋田新幹線E6系、上越新幹線E7系、北陸新幹線E7系のうち、無料公衆無線LANサービス「JR-EAST FREE Wi-Fi」を提供している車両。利用できる区間も「JR-EAST FREE Wi-Fi」の利用可能区間と同じく、東北・北海道新幹線は東京~新函館北斗間、秋田新幹線は東京~秋田間、上越新幹線は東京~新潟間、北陸新幹線は東京~金沢間とされ、携帯電話の電波を使用したサービスとなるため、一部トンネル内や山間部で利用できない場合もある。
利用する際は「JR-EAST FREE Wi-Fi」に接続した後、「インターネットに接続されました」と表示された画面から「noricon」のバナーをタップするか、新幹線のシートポケット内のリーフレットに印刷されているQRコードを読み取り、接続を行う。
JR東日本は今後の展開として、実証実験の結果をもとにサービスの提供を検討するとしている。なお、実証実験の内容は予告なく変更となる場合がある。