あきんどスシローでは12月5日より、お茶の水女子大学公認サークル「Ochas(おちゃす)」と共同開発したスイーツをメニューに加える。年末年始の冬期シーズンに投入することで、若年層やファミリー層の誘客をはかっていく考えだ。

  • 全国のスシローで12月5日より提供される、スノーマンのふんわりカップケーキ(価格は税抜180円~)

スイーツ商品に注力の理由とは

今回の取り組みは、あきんどスシローの「スシローカフェ部」と、お茶の水女子大のOchasが共同開発したもの。スシローグローバルホールディングス コミュニケーション企画推進室の林麻衣子氏は「スシローカフェ部ではクリスマスのこの時期に最適な、美味しさと楽しさを届けられる商品を検討していました。そんな折、企業とのコラボに積極的に取り組んでいるOchasさんとご縁があり、夏前から共同開発を進めてきました」と説明する。

  • スシローグローバルホールディングス コミュニケーション企画推進室の林麻衣子氏

Ochasの学生は「スシローさまから、クリスマスシーズンにぴったりなカップケーキというテーマをいただき、色いろな商品を検討しました。その中でも見た目が可愛く、みんなで楽しめる2種類のカップケーキを採用いただきました」と経緯を話す。

  • お茶の水女子大学公認サークル、Ochasのメンバー

引き続き、林氏に話を聞いた。これまでスイーツ企業とコラボしたことはあるが、学校法人のサークルとは初めてとのこと。「全世代をターゲット層にしているスシローですが、今回の取り組みは若年層の女性を意識しました」(林氏)。意外だったのは、スシローを「カフェ」として利用する若者が増えているという話。学生が放課後に”スイーツ”を目的に来店し、ついでに寿司を食べていくという。

  • 若者を中心に、スシローの"カフェ利用"が増えつつあるという

こだわったのは、食後でも食べられる軽い触感。またメイン商品が100円寿司ということもあり、低価格で提供できるように苦心した。「このほか、どうやったら冬らしいビジュアルになるかについても、Ochasのみなさんと検討を繰り返しました」と林氏。

第1弾として5日から(クリスマスイブまでを目安に)スノーマンのふんわりカップケーキを、第2弾として1月9日よりいちご帽子のカップケーキを販売する。いずれも、なくなり次第終了する見込み。販売店は全国のスシローで、都心型店舗では200円+税、郊外型店舗では180円+税で販売する。

  • 第2弾として1月9日より販売される、いちご帽子のカップケーキ