PGF生命は12月3日、「人生の満足度に関する調査2018」の結果を発表した。調査は10月9日~11日、20~79歳の男女を対象にインターネットリサーチで行われ、2,000名の有効サンプルを集計した。
はじめに、「これまでの人生の総合的な満足度」を聞いたところ、「満足している」(非常に」+やや、以下同じ)は44.8%、「満足していない」(全く+あまり、以下同じ)は26.8%、「どちらともいえない」は28.6%という結果に。
昨年の調査結果と比較すると、「満足していない」の割合が60代・70代男性では2017年10.5%→2018年18.5%と8.0ポイントの上昇、60代・70代女性では2017年7.5%→2018年18.5%と11.0ポイントの上昇となり、シニア世代の「人生不満足度」の上昇傾向がみられた。
次に、就業者(1,255名)に対し、「仕事・職業についての総合的な満足度」を聞いたところ、「どちらともいえない」が30.0%、「満足していない」は28.1%となり、「満足している」が42.0%で最多に。「満足している」の割合は世代が上がるにつれ高くなる傾向がみられ、仕事での経験を重ねている人が多い世代ほど、満足度が高くなっていることがわかった。
具体的にどのような点に満足しているのかを調べたところ、それぞれの満足度は、「報酬」では48.7%、「職場での休暇の取りやすさ」は52.0%、「労働時間」は50.0%、「職場での人間関係」は42.5%となった。
次に、「自身の経済状況に関する満足度」について調査を実施した。まず、「マネーについての総合的な満足度」を聞いたところ、「満足している」人は17.8%にとどまり、半数以上が「満足していない」(51.9%)と回答。特に50代では57.3%が満足しておらず、最も高い割合を示した。
同様に、「老後への備え(公的年金、個人年金保険など)」に「満足していない」人は61.9%にのぼり、「満足している」人は12.4%だった。