近畿日本鉄道はこのほど、「幸せを運ぶ、きんてつの吊り革」と題し、幸運を祈願する特殊な吊り革を設置した列車を運行開始した。設置期間は2019年3月14日までとなっている。
設置する吊り革は4種類あり、一番多いのは沿線7つの社寺の名称を記載した桜模様の「合格祈願吊り革」。受験生にラッキーが訪れるように、ダブルラッキーセブンの意味を込めて77本設置する。他にハート型「恋愛成就吊り革」3本、金色の「金運招福吊り革」1本、四つ葉のクローバー型「開運招福吊り革」4本を設置。期間中、難波線・奈良線・京都線・橿原線・天理線・生駒線・大阪線・南大阪線・吉野線・長野線を中心に運行する。ホームからも吊り革の場所がわかるように、設置車両には窓にシールを貼り付ける。
この企画と連動して、社寺に近い大和西大寺駅・道明寺駅・長谷寺駅など8駅において、記念入場券とストラップも発売される。記念入場券は各150円で、各駅ごとに記念印の押印とお守りのプレゼントなどの特典がある。
ストラップは車両を長時間停める際に使用する車輪止め(ハンドスコッチ)を模したデザイン。「車輪が転がらない・車両が動かない」効果があることから、「受験で転ばない・不動の信念」の願いを込めてハンドスコッチと同じ材質を使用して制作した。各駅50個限定、1個700円で発売される。