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セールスオンデマンドは11月27日、スウェーデンの空気清浄機「ブルーエア」の新製品セミナーを実施しました。今回はブルーエアという会社についてや、新製品のポイントを紹介します。

ブルーエアは1996年にスウェーデンのストックホルムで創業した空気清浄機メーカー。2018年現在、世界64カ国で製品を展開しており、中国の米国大使館などでも使われています。ブルーエアのアジアコーポレートセールスマネージャーのクリストファー・チャン氏は、「世界の人口は約73億人ですが、WHOによるとそのうち67億人以上、およそ9人に8人が劣悪な空気に悩まされています。また、室内の空気は屋外の5倍も汚れているというデータがあるのです。ブルーエアは創業以来、キレイな空気を届けるため製品開発に取り組んできました」と話します。

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    屋外よりも、屋内の空気のほうが5倍も汚れているのです

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    今年話題になった"空気"にまつわるニュース。空気の汚れは1年中気になるものです

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    2019年の花粉飛散予測。飛散量が多かった2018年と同等レベルの飛散が予想されます

ブルーエア製品の特徴は、独自の静音空気清浄技術「HEPA Silentテクノロジー」を搭載していること。パワフルなファンが空気中のホコリや花粉などを吸引し、ホコリや花粉などを帯電させてフィルターに吸着しやすくさせます。フィルターは、目の大きさが異なる3枚のフィルターを重ねた多層構造で、0.1μ以上の微粒子を99.97%除去するという高い除去性能でありながら、目詰まりをおこしにくくなっています。

空気清浄機「Blueair 600」シリーズは、米国家電製品協会「AHAM(エイハイム)」のクリーンエア供給性能に関する基準「CADR」において、最高値を取得するほどの性能をほこります。CADRという基準は、アメリカ、カナダ、中国、韓国などで採用されている基準で、事実上の世界基準といえるものです。

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    高い空気清浄機能と、静音性能を両立させた「HEPA Silentテクノロジー」

性能はよくても、ブルーエアはお高い!?

ところで、空気清浄機の平均単価はどれくらいなのでしょうか。ブルーエアの調査によれば、2017年の空気清浄機市場における普及価格帯の平均は約33,000円。ユーザーの47%が、10,000円台~30,000円台の空気清浄機を使っています。

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    空気清浄における普及価格帯

ブルーエアの空気清浄機はというと、最上位モデルの「Classic 680i」だと130,000万円(税別・改定前)。ブルーエアのユーザー調査によると、性能に魅力を感じているものの、価格が高いと考える人が多い結果が出たといいます。

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    高性能なところはいいけれど、ブルーエアは気軽には買えない製と感じている人は多そう。「清水の舞台から飛び降りるつもりで買った」と決死の覚悟で買うユーザーもいました

そこで、ブルーエアが日本市場の普及モデルとして昨年(2017年)に市場投入したのが空気清浄機「Blue Pure 411」(税別18,000円)。ブルーエアとしてはエントリーモデルの空気清浄機で、ユーザーから好評でした。さらに、今年(2018年)11月9日から発売していったのが空気清浄機「Classic X05」シリーズと「Blue Pure 231」です。

ニオイセンサーなしのスタンダードモデル「Classic X05」シリーズ

11月9日に発売した空気清浄機「Classic X05」シリーズは、ブルーエアの空気清浄機で最上位の「Classic i」シリーズと同じ空気清浄能力を備えながら、価格を抑えたモデル。ラインナップは適用床面積が75畳の「Classic 605」、適用床面積33畳の「Classic 405」、適用床面積25畳の「Classic 205」の3機種で、価格はそれぞれ89,800円(税別)、64,800円(税別)、49,800円(税別)となっています。

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    「Classic X05」シリーズは3モデルを用意。写真左から「Classic 605」「Classic 405」「Classic 205」

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    空気清浄能力は「Classic X05」シリーズと「Classic i」シリーズで同じ。しかしClassic X05シリーズは、必要最低限の機能しか搭載していません

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    「Classic X05」シリーズでは、フタを開けるとスイッチが光ります

「Classic X05」シリーズは、「Classic i」シリーズに搭載しているセンサーを省いています。そのため、部屋の空気環境モニターには非対応。センサーで検知した部屋の汚れ状況に基づいて、自動で運転を調整する「オートモード」も搭載していません。

集じん性能としては、HEPA Silentテクノロジーを搭載。風量は3段階で調整可能です。「Classic X05」シリーズは、フィルターとファンの性能という、空気清浄の基本機能に特化したモデルといえるでしょう。ちなみにWi-Fiはサポートしているので、スマホアプリから操作可能。空気環境をモニターしたい場合は、別売りのエアモニター「ブルーエアアウェア」を使用すればOKです。

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    エアモニター「ブルーエアアウェア」の価格は25000円(税別)。部屋のモニターをしたいなら、最上位モデルの「Classic i」シリーズを選ぶ方がオトクかもしれません

適用床面積75畳の「Classic 605」は、本体サイズがW500×D340×H660mm。存在感のあるサイズですが、本体下部にキャスターを備えているので移動させやすくなっています。

「Classic 605」は本体の天面と側面から、清浄した空気を放出します。8畳あたりの空気清浄にかかる時間は約4分。CADR値に基づく推奨フロア面積は44畳なので、1時間あたりに44畳を約5回キレイにします。清浄空気供給量は、255~1,105立方メートル/時です。

適用床面積33畳の「Classic 405」は本体サイズがW500×D275×H590mm。本体側面から清浄した空気を供給します。8畳あたりの清浄時間は約9分、CADR値に基づく推奨フロア面積は24畳。清浄空気供給量は204~595立方メートル/時です。

適用床面積25畳の「Classic 205」は、本体サイズがW440×D210×H530mm。清浄した空気は、本体天面から放出します。8畳あたりの清浄時間は約11分、CADR値に基づく推奨フロア面積は16畳。清浄空気供給量は128~374立方メートル/時です。

スクエアデザインのシンプルモデル「Blue Pure231」

12月14日に発売予定の空気清浄機「Blue Pure231」は、ブルーエアの空気清浄機でカジュアルシリーズにあたる「Blue Pure221」の後継機になります。価格は39,000円(税別)。本体下部と、側面の360度方向から空気を取り込み、天面からキレイな空気を部屋に供給します。

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    優しい色合いのプレフィルターが印象的

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    靴下をはかせるみたいにプレフィルターをかぶせます

8畳あたりの清浄時間は約8分、本体サイズはW330×D330×H522mmです。操作ボタンは1つしかないなので、直感的に操作できます。外側のプレフィルターは水洗いが可能。カラーバリエーションが5色あり、インテリアにあわせてコーディネートできますね。折りたたみできる新形状のフィルターを採用しており、フィルターを折りたたむと保管や廃棄のときに便利そうです。

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    操作ボタンは1つ。風量はボタン部のライトで確認できます

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    手前にあるのがフィルター。折りたたむととても小さくなります

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    フィルターを折りたたんだところ

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    折りたたんでおけば、狭い隙間にフィルターを置けます。収納しやすいので、余分に買っておくのもありですね

フラッグシップのiシリーズは価格改定

現行機種のフラッグシップ「Classic i」シリーズは価格を見直し、「Classic 680i」はもともと130,000円(税別)だったのが99,800円(税別)に、「Classic 480i」はもともと90,000円(税別)だったのが74,800円(税別)に、「Classic 280i」はもともと70,000円(税別)だったのが59,800円(税別)となりました。値下げできた理由は、流通との取引条件などを見直したことによるもので、製品自体はなにも変わっていません。

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    ぐんと価格が安くなりました

2018年現在、ブルーエアの製品はヨドバシカメラやビックカメラなど、一部の都市型量販店での販売が中心ですが、今後は郊外の家電量販店などでも販売をしていく考えです。価格も下がり、買いやすくなったブルーエア。自分にぴったりの1台を探してみてはいかがでしょうか。