俳優の伊藤健太郎(21)がこのほど、12月スタートのMBS/TBSドラマイズム『この恋はツミなのか!?』の取材会に出席し、童貞サラリーマン・小日向大河役を演じた感想や、ともにW主演を務めるAKB48兼NGT48の柏木由紀との共演について語った。
今年6月に発行された小学館刊ビックコミックス『この恋はツミなのか!?』(作:鳥島灰人)を柏木と伊藤のダブル主演でドラマ化。プロの将棋界を舞台に、32歳の年上女流棋士・駒田多恵(柏木)と24歳の冴えない童貞サラリーマン・小日向大河(伊藤)との“ツミ”気味の格差恋愛を描く。
伊藤は「童貞の男の子の役を何作品か続けてやらせていただいているのですが、それぞれの役の冴えない感じとか、そんなこじれる!? って感じがすごい好き」「演じるのが楽しいです(笑)」と童貞役を満喫。「童貞の役はやってみたい役の一つだったので、家で1人で演じたりしていました。オタク気質だったり特徴があるので真似もしやすくて」と、やりたい役の一つだったと明かした。
多恵のパンツが丸見えになるシーンでの伊藤のリアクションを柏木が絶賛していたことを教えられると、伊藤は「うれしいです」と照れ笑い。「女性の下着や胸を見た時にどういう反応をするんだろうなと考えたときに、すごいごまかすだろうなと思って、全力でごまかし、いかにごまかしきるかというのを考えてやりました」と撮影を振り返った。また、多恵の胸が当たるシーンも「表情を考えた」という。
現在出演中の日本テレビ系ドラマ『今日から俺は!!』の影響でアドリブも入れるようになったという伊藤。「アドリブというか、監督がカットをかけないので、やるしかないと思ってむちゃくちゃやりまくって、監督があとから『(カットを)かけたくない』って言ってくれてうれしいなと思いました」と笑った。
今年、映画にドラマに大活躍の伊藤だが、「声をかけていただく頻度が増えたというのは一番わかりやすい変化なのかな」と少しは変化を感じているようだが、「いまいち自分の中でピンときてない。心と体が追いついていない感じ」とのこと。どうなったらブレイクを実感すると思うか聞かれると「来ないのかな…?」と予想し、「地元の友達と遊ぶことが多くて、そうすると僕がこういうお仕事をしていることが関係なくなる。それがあるからかな」と分析した。
そして、2018年を振り返り、「一年が早かったです。ほぼ毎日現場にいさせていただきましたし、いろいろな人に会いましたし、毎日毎日早かったです」としみじみ。「いろいろな現場に携わらせていただいているので、1年前より自分の引き出しが少しずつ増えていると思うし、それと同時に課題も増えているんですが、すごく充実した一年を送らせてもらっています」と成長を実感しているようだ。
また、今年やり残したことを聞かれると「旅行がしたいですね」と返答。「年末年始、ちょっとお休みがあるようなので、地元の友達と一緒にどこかプチ旅がしたいです」と笑顔で願望を明かした。
同作は、MBSでは12月2日より毎週日曜24:50~、TBSでは12月4日より毎週火曜25:28~放送。