アイドルグループ・KAT-TUNの激動の300日に密着した様子が、フジテレビ『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(毎週金曜深夜1:25~)で、あす30日深夜から4週にわたって放送される。
度重なるメンバーの脱退で、最初は6人だったメンバーも、亀梨和也、上田竜也、中丸雄一の3人になったKAT-TUN。そんな時、彼らが選んだのは、グループ存続のために“充電期間”に入るということだった。
30日の放送「責任」では、充電期間を経て、再始動を始めた3人に密着。4月に行われた東京ドームでの再始動ライブの準備段階からカメラが入り、打ち合わせ、リハーサル、そして本番当日に密着取材した様子を公開する。
メンバーが脱退した当時の心境について、インタビューに応えた中丸は「あれほどキツイ空気はないですね。何月で抜けることが決定して、数カ月一緒にいなきゃいけないっていうのは、何とも言えない気持ちになりますね」と振り返り、上田は、辞めたメンバーについて「3人は3人の人生があって、3人が選択している生き方だから、認めざるを得ないっていうのはあるんですよ」と語る。
充電期間をおいたことについて、亀梨は「KAT-TUNをどういう風に継続し、より成長させていけるかっていうのは、意地というか美学というか…プライドでもあるのかな」「だからこそ、自分から崩すようなことはしたくない」と話し、ファンに対しての“責任”を果たそうという思いを打ち明ける。
再始動ライブに向けて、準備に入った3人の何よりの課題は、生まれ変わったKAT-TUNをどう印象づけるか。10年前のまだ6人だった頃の映像を見ながら、歌うパートを一から見直したい亀梨と、なじんでいる観客のためには無理して変える必要はないという中丸とで意見が分かれる。“充電期間を経て存在感を増したKAT-TUNの姿を届けたい”からこその葛藤に苦しむ姿をカメラは追い続けていた。
2週目となる12月7日の放送では、KAT-TUNというグループでありながら、“個”を大切にしてきた彼らが、これからも大切にすることに迫り、メンバーそれぞれの思いが明らかになる。中丸は「(3人の)どのメンバーも必要。変わった瞬間からKAT-TUNじゃなくなる」と語り、上田は「いろんなこと、つらいことを共有した仲なんだから、この3人で幸せをとりたい」と語る。
そして3人は、全身全霊を注いだリハーサルを経て、いよいよ東京ドームの再始動ライブ初日を迎えることに。何度も公演を重ねたステージのはずだが、2年の間待ってくれたファンの前に立つ3人は緊張していた。こうして、それぞれに強い思いを抱きながら、幕が開く…。