日経BPコンサルティングは11月28日、「大学ブランド・イメージ調査 2018-2019 首都圏編」の結果を発表した。同調査は今回で12年目。調査対象は首都圏の主要大学120校、調査期間は2018年7月30日~8月27日、有効回答はビジネスパーソン6,671人。
大学ブランド力、1位は東大
首都圏の「大学ブランド力」ランキング1位は東京大学(国立/大学ブランド力90.7ポイント)で、4年連続の首位を獲得。以下、2位は慶應義塾大学(私立/83.0ポイント)、3位は早稲田大学(私立/79.5ポイント)、4位は上智大学(私立/70.0ポイント)、5位は東京工業大学(国立/69.0ポイント)と続き、トップ4は4年連続で同順位となった。
前回からの上昇率をみると、1位は横浜国立大学で3.6ポイント上昇、2位は東京大学と津田塾大学(私立)が同ポイントとなり、それぞれ2.1ポイント上昇した。
大学に関する49項目のイメージについて各大学の得票率をみると、「いま注目されている、旬である」の1位は日本大学(私立)。同調査では「今回、アメリカンフットボール部に関連する話題が5月から継続的に報道されたことが、注目度を一気に押し上げた要因といえる」と分析している。
また、49項目のイメージを因子分析により、関連性の高いイメージ群を6つの因子にグループ分けしたところ、「地域貢献」因子では横浜国立大学が1位を獲得。これは、2018年7月に京浜急行電鉄と「産学連携の協定推進に関わる協定」を締結したことや「都市科学部」の新設などが評価されたとみられる。