円谷プロダクションの新作アニメーション作品『ULTRAMAN』(シリーズ13話)が、2019年4月1日から動画配信サービス・Netflixで世界同時独占配信されることが27日、都内で開催されたラインナップ発表会にて明らかになった。

ULTRAMAN

『ULTRAMAN』キービジュアル

本作は、『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズで知られる神山健治監督と、『APPLESEED』『スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット』などを代表作とする荒牧伸志監督のダブル体制。「誰も見たことのないウルトラマン」を目指し、フル3DCGアニメーション化される。

声優陣は、早田進次郎(ULTRAMAN)役に木村良平、諸星弾(SEVEN)役に江口拓也、北斗星司(ACE)役に潘めぐみ、早田進役に田中秀幸ら。音楽は、『Metal Gear Solid』シリーズなどで数々の賞を受けた戸田信子氏と陣内一馬氏が担当する。この日、PVも公開され、躍動するULTRAMANスーツや変身シーン、スペシウム光線などの場面が明らかになった。

発表会では両監督からのメッセージ映像が上映され、荒牧監督は「アニメーション的な気持ち良さを加味したアクションとカメラワークを目指しています。その辺りがかなり実現できているのではないか」と手応え感じている様子。「現代っ子だけどシビアさに直面しつつ紆余曲折を経て、どういう覚悟でウルトラマンになるのかが描かれている。それに彼がどう向き合っていくのか」と主人公像を伝え、「『ウルトラマンって何だろう』といつも考えつつ、作った作品」と振り返った。

一方の神山監督は、「モーションキャプチャーを使っているけどもアニメの良いところ、アニメのキャラクターたちがダイナミックに動くとか、そういう部分はリッチ。あとはアクションシーンをあれだけ長く、1話の中でたっぷりやれるのはなかなかセルのアニメではできなかったので、その辺はすごく見どころになっているんじゃないかなと思います」と説明。「『ヒーローとはなんぞや、どうあるべきか』というのはこの話をいただいた時に『入れられるかもしれない』と思いました」と作品に込めた思いを語り、「原作ファン、そして特撮のウルトラマンのファン、すべてに人に喜んでもらうのはなかなか難しいですが、そこを目指しつつ、かなりいい映像になってきている」と荒牧監督と同様に自信をうかがわせていた。

■主要キャストのコメント

早田進次郎(ULTRAMAN)役 木村良平 「これまでモーションコミックで演じてきた進次郎ですが、今作では新たなチームで、新たな『ULTRAMAN』を生み出しています。音もアクションも、もちろんストーリーも、きっとみなさんに驚いていただけるはず。楽しんでもらえるはず。早くお届けしたいです!」

諸星弾(SEVEN)役 江口拓也 「今回、セブンを演じさせていただける事になって、感無量でした。小さい頃、時間があったら特撮のビデオを見て、ソフビフィギュアで遊んでいました。あの頃の気持ちを思い出しながら、ウルトラ愛を演技にぶつけたいと思います!映像も物凄いクオリティに仕上がっているので、是非ともご覧ください!よろしくお願い致します!」

北斗星司(ACE)役 潘めぐみ 「平成最後のウルトラマン。この『ULTRAMAN』に、その一人として携わらせて頂けるなんて、本当に光栄です。子供の頃から見上げてきた光の巨人。ずっとウルトラマンになりたくて、だけど何処かで諦めかけていた夢を、此処で。北斗星司役という、この言葉の重み、歴史、愛情を一身に受け止めて戦います。世界中が奮えるような、新たなウルトラの形を皆さんにお届けできるのではないかと思いますので、ご期待下さい!」

早田進役 田中秀幸 「ウルトラマンは昔から観ていた作品ですし、実写版ではゾフィーの声をやらせていただいているので、とても思い出深い作品です。今回のアニメ版のULTRAMANでは、今までのウルトラマンとは一味違った世界をお楽しみいただけると思います。進次郎との、親子の葛藤をはじめ見どころ満載の作品になっています。ぜひご覧ください」