Appleは、12月1日から12月14日まで直営店で実施するHour of Code無料セッションの参加予約を開始した。AppleがHour of Codeに参加して6年目となる今年も、毎日プログラミング講座が開催される。
各地のApple Storeで開催されるセッションの内容は、こちらよりチェックが可能で、受講申し込みも行える。
これらのセッションは様々なスキルレベルの人々にプログラミングを学ぶきっかけを与えてくれることとなる。Kids Hourセッションでは、6歳~12歳のプログラマーがロボットのプログラミングを学べ、12歳以上であれば、Swift PlaygroundsとiPadを使ってプログラミングの概念を学習できるセッションに参加するのが良いだろう。
また、今回のコンピュータサイエンス教育週間では、Swift Playgroundsその他のアプリケーションを使って教室でプログラミング講座を開く教育者を支援するための「Hour of Code ファシリテーターガイド」も作成した。
学校の授業外でプログラミングを教える場合には、新登場の「Swift Coding Clubキット」が役立つ。教職員、学生、プログラミング教室の指導者らが、プログラミング教室を始めるのに必要なツールが揃っており、8歳以上の学生を対象に、Swift PlaygroundsとApp Development with Swiftを通じた活動の中で、共同作業、アプリケーションの試作、コミュニティに変化をもたらすプログラミングの探求などに取り組める。Swift Playgroundsは、App Storeで無料提供されていて、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、中国語、日本語など、15の言語で利用できる。
App Development with Swiftは、高校生や大学生が、需要が大きく高度な技能が求められる職業に応募できるような必須技能を身に付けることを目的としたカリキュラム。Appleは来年度に、米国の教育非営利団体カレッジボードが定めるAPコンピューターサイエンスプリンシプル履修コースに基づく無料のシラバスとカリキュラムの提供を予定しており、高等学校に通う学生は、App Development with Swiftを学習することでアドバンストプレイスメント(AP)の単位が得られるようになる。
このカリキュラムを履修した学生は、Swiftについての知識、アプリケーション開発ツール、アプリケーションのコアコンポーネントの知識についての認定を受けられる。App Development with Swift Level 1認定試験は、世界中のCertiport認定試験センターを通じて実施される。