俳優の北大路欣也が、テレビ東京の新金曜8時のドラマ『記憶捜査〜新宿東署事件ファイル〜』(2019年1月スタート 毎週金曜20:00〜)の主演を務めることが26日、明らかになった。

  • 左から上白石萌音、北大路欣也、風間俊介

同作では、北大路演じる刑事・鬼塚一路が車椅子で事件を解決する。定年間際にナイフで刺され、両足の機能を失った鬼塚は、退職後に内勤の刑事課司法係長として再び新宿東署に配属。部下・遠山咲(上白石萌音)、刑事官・神啓太郎(風間俊介)と3人で捜査を進めて行く。鬼塚は、管轄区域・新宿の街並みに完璧な記憶を持ち、昭和と平成、両方の“記憶の街”を頭に描くことで事件解決の糸口を見つけ出す。

同局の人気シリーズ『三匹のおっさん』では、泉谷しげる&志賀廣太郎とトリオで主役を務める北大路だが、今度は若い2人と新たなトリオに。人気ドラマ『相棒』『科捜研の女』など、数多くの刑事ドラマを手掛けた、櫻井武晴が脚本を務める。

北大路は「私が東京に出てきて、初めて私を迎え入れてくれた友達が新宿に住んでいました。なので新宿に対する愛着、思い出があって、鬼塚と自分の人生がミックスされるような部分があります」と明かす。車椅子で捜査にあたる鬼塚について、「人間、生きているんだけど生かされている、そういうものも背負っていて、生かされているんだから世の為人の為何か力にならなきゃいけない、と凄く前向きに捉えている。自分の経験を生かすために、与えられたチャンスをビッグチャンスだと思って再挑戦する。そんな仕事人だと思います」と語った。

また、元警視庁捜査一課の管理官で鬼塚のもとに配属される神を演じた風間は、「北大路さんが出演される刑事ドラマと聞いた瞬間、台本を開く前から『是非、出演したい! 共演させて頂きたい』と思いました。骨太な物語の中に、ユーモアも沢山ある台本を読んで、撮影が楽しみになりました」と気合い十分。

風間は「北大路さんは同じ作品には出させていただいたことがあるのですが、目を見てセリフを交わさせて頂くのは初めてです。たった一言でも、そのシーンの全てを決定付ける北大路さんのお芝居を観て、いつもテレビの前で痺れていました。目の前で観られることが楽しみなのと同時に、しっかり受け止められるよう、心の準備をしておこうと思います」と意気込んだ。

同局のドラマに初出演する上白石は、「新米警察官という役柄同様、お二人の背中から沢山学ばせていただこうと思います。また、初めてテレビ東京さんのドラマに出演させていただきます。そして今回が初めての社会人役です! 衣装合わせでスーツを着た時にくすぐったい気持ちになりました」と心境を吐露。

また、演じる咲について「本来の自分にとても近いものを感じています。司法係は本来捜査をしないにも関わらず咲は、正義感と捜査がしたくてたまらない熱量ですぐに飛び出していってしまう、猪突猛進型の子です。来年の干支はちょうど猪!熱く真っ直ぐに勢い良く突っ走りたいと思います」と語った。