俳優の坂口健太郎が、来年1月スタートの日本テレビ系ドラマ『イノセンス~冤罪弁護士~』(毎週土曜22:00~)で主演を務めることが26日、明らかになった。
このドラマは、古家和尚氏のオリジナル脚本で、坂口演じる弁護士・黒川拓が、冤罪を晴らすという“奇跡”を起こすため、執念と情熱、そして科学を武器に逆転劇に挑むもの。拓に振り回される新米弁護士・和倉楓役で川口春奈、拓に力を貸す科学者・秋保恭一郎役で藤木直人が共演する。
坂口は「初めてお話しをいただいた時は、少し難しい作品になるのかと思ったのですが、台本を読み、字で追うだけでイメージがスッと入ってくるぐらい、わかりやすく面白い作品です。弁護士役ということで、法廷を見学に行ったりしながら雰囲気を味わい役作りに臨んでいますが、僕が演じる拓は、ビシッとしたイメージ通りの弁護士ではなく、少し風変わりな弁護士で、視聴者の皆さんにもどこか共感できる部分があると思います」とコメント。「各話のテーマも、身近に潜む『冤罪』、誰にでも起こりうる出来事を扱っていますので、ぜひ、拓と一緒に物語を体験していただけたらうれしいです」と呼びかけた。
川口は「弁護士役は初めてですし、このようなシリアス題材を扱った作品に参加する機会もあまり多くはないので最初は不安もあったのですが、 台本がとても面白く、今は自分の新たな一面を出せる、見せられるチャンスなので楽しみにしています」と期待。
藤木は「今回科学者を演じさせていただきますが、自分も理工学部を出ている理系の人間なので、そこには少なからずの共通意識をもって参加できるかと思っています。一方で、『裁判』『法律』に関しては知らなかったことばかりなので、日々学びながら台本を読ませていただいています」と話した。
日本テレビの荻野哲弘プロデューサーは「坂口さんに対して抱いていたイメージは、“白”。どんな役にも真っ白な気持ちで取り組み迫真の演技を魅せてくれる俳優さんだと思い、ずっとご一緒できることを切望していました」と印象を述べ、「日テレドラマとしては、久しぶりの骨太な題材に、豪華キャストの皆さんや優秀なスタッフと共に挑める幸せを噛みしめています」と語っている。