お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、25日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、パワハラとお笑いの違いについて力説する場面があった。
芸能事務所の元社員が、しゃぶしゃぶ鍋の中に顔を押し付けられるなどのパワハラを受けたとして、同事務所の社長を刑事告訴したことが番組内で取り上げられた。
松本はこれを受け、「こういうことがあった時に『お前らも番組で似たようなことやってるやないか』と思われそうで。これがすごく、僕はつらいんですけど」と、お笑いと比較されることを危惧。「そもそもしゃぶしゃぶ鍋に顔を突っ込む時点で全然ダメなんですけど」と前置きし、その違いを説明した。
松本がポイントとして挙げたのは「相互性」。「『お前もやるし俺もやるぞ』みたいな。『クライアントのあんたもやりなはれ』みたいな。『3人で怪我して病院に行って』だったら何か許せる感じがするんですよ。しゃぶしゃぶのコレはないけどね」と苦言を呈し、「『お前だけやれ』というのが。優しくないのは面白くないし、面白い人は優しいんですよ」と断言した。
そして、「ここに笑いなんか生まれるわけがないというのをなぜ分かってもらえないのかな」と嘆き、「ダウンタウンもたまに言われますよ。後輩に何かをして笑ってるみたいな。部分的に見たらそう見える時もあるかもしれないですけど、年間を通じてというか、芸能界や人生を通じたらダウンタウンは結構やってますから」と主張。「やっぱり、お互いやらないとやっぱりこういうのは面白くなっていかない」と訴え、「そもそもこれは、お互いがやっても全然面白くないんですけど」と批判して締めくくっていた。