京王電鉄は22日、臨時座席指定列車「冬の高尾山ハイキング号」を12月22~24日に新宿発高尾山口行で運行すると発表した。「京王ライナー」の車両5000系を使用し、座席はクロスシートで運行。新宿~高尾山口間の途中駅での乗降は行わない。
高尾山口駅を最寄り駅とする高尾山では例年、冬至(今年は12月22日)前後に山頂からの「ダイヤモンド富士」が見頃を迎えるという。そこで「空気も澄みわたり、ダイヤモンド富士も見ることができる冬のシーズンに、1日1本の臨時座席指定列車を初めて運行します」と京王電鉄。臨時座席指定列車「冬の高尾山ハイキング号」は12月22~24日の3日間運行され、京王線新宿駅を10時28分に発車。高尾山口駅に11時26分に到着する。
使用車両は5000系(10両編成・クロスシート)。定員は各日400名。料金は乗車券と座席指定料金に加え、「京王高尾山温泉 / 極楽湯」の入浴券(フェイスタオル付き)、オリジナルてぬぐいなどの記念品がセットとなり、大人(中学生以上)3,000円・小人(4歳から小学生まで。3歳以下でも座席を使用する場合は小人料金が必要)2,000円で販売される。
乗車するには応募ページから申込みが必要で、募集期間は11月22日18時から12月9日24時まで。応募者多数の場合は抽選となり、「当選された方のみ12月中旬に当選のご案内をメールにてご連絡しますので、@keio.co.jpからのメールを受信できるように設定してください」とのこと。乗車日当日は京王線新宿駅の京王西口改札前広場にて、9時から受付開始する。
臨時座席指定列車の運行にあたり、「平成最後の高尾山から見ることのできるダイヤモンド富士をご覧になる際や、温泉やお食事など冬も魅力ある高尾山へお越しの際には、『冬の高尾山ハイキング号』をご利用ください」と京王電鉄は発表している。なお、天候等の影響で「ダイヤモンド富士」が見えない場合も運行されるとのこと。