音楽評論家の湯川れい子氏が、21日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『梅沢富美男のズバッと聞きます!』(毎週水曜22:00~)で、これまでの壮絶人生を明かした。
82歳になった今も音楽業界の第一線で活躍する湯川氏だが、実は45年という長い間にわたってC型肝炎と戦ってきた。最初はお酒の飲み過ぎだと診断され、断酒しても顔中に黄疸が出るなど、原因がわからないまま症状に悩まされてきたが、1994年にC型肝炎ウイルスが発見され、58歳でようやく病名が判明した。
原因は21歳のときに腹膜炎の手術で受けた輸血による感染。しかし、ウイルスが発見された当時は特効薬がなく、新薬が発見されてC型肝炎が完治したのは70歳のときだったという。
さらに、この完治に至るまでの間、さらなる悲劇に襲われていた湯川氏。闘病中に夫が株に失敗し、30億円の借金を抱えた上、隠し子まで発覚したのだ。病とストレスに追い詰められた湯川氏は「自分の力で歩けなくなって、階段もはって登らなきゃいけないくらいの状況で…」と、どん底の時代を回想。そんな中、音楽療法によって救われていたことが紹介された。