東京メトロは20日、東京電力エナジーパートナーと共同で、スマートフォン利用者向けモバイルバッテリー・レンタルサービス「充レン」の実証実験を開始すると発表した。
「充レン」とは、外出時における「今、充電したいニーズ」に対し、街なかに設置したレンタルスタンドでモバイルバッテリーを手軽にレンタル・返却できるサービス。利用にあたっての専用アプリなどのダウンロードは不要で、災害等発生時にはレンタルスタンドで保有しているモバイルバッテリーを無償で提供する機能も備えている。
今回行われる実証実験では、後楽園駅・溜池山王駅の2駅に11月20日からレンタルスタンドを試験設置し、駅での利用ニーズや利便性について検証する。今後は実証実験の結果を踏まえ、事業化に向けて検討を進めるという。
利用方法は、レンタルスタンド液晶画面(タッチパネル)の「借りる」ボタンをタップしてスマートフォン充電コネクタを選択し、メールアドレスを入力した上で、クレジットカードをカードリーダーに挿入して決済を完了させる。その後、モバイルバッテリーをレンタルスタンドから引き抜いて利用開始する。
返却時は、レンタルスタンド液晶画面の「返却」ボタンをタップし、レンタルスタンド側面の空スロットにバッテリーを挿入すれば返却完了となる。なお、返却は他のレンタルスタンドでも行える。返却するための空スロットがない場合は、液晶画面に表示される手順に従い、バッテリー裏面の「ID#」から始まる番号を入力した上で、レンタルスタンド右面にある返却口に投函すれば良いとのこと。
利用料金は、レンタル当日から2日目24時まで300円、3日目24時まで600円、4日目24時まで900円。5日目以降も継続して利用する場合は3,900円で自動買取り扱いとなる。実施期間は2018年11月20日から2019年2月28日まで。利用状況などによっては実施期間を変更する場合がある。