マクロミルは11月20日、「4K8K衛星放送」に関する調査結果を発表した。調査期間は10月30~31日、有効回答は20~69歳の個人1,000人。
4K8K衛星放送、認知度は3割にとどまる
12月1日から開始する新4K8K衛星放送の認知度を尋ねたところ、「知っていた」人は約3分の1にあたる31.6%にとどまった。
現在4Kテレビまたは8Kテレビを持っている人は9%(94人)。放送を受信するには、4K8Kテレビ本体だけでなく衛星放送受信設備とチューナーが必要となるが、このことについては、4K8Kテレビ所有者の46%が「知らなかった」と回答。またチューナーなど視聴の準備については、「すでに準備ができている」「放送開始までに準備する予定」という人は計34%、全体ベースではわずか3%だった。
現在4K8Kテレビを持っていない人に購入意向を尋ねると、「今は特に買う予定はない」が72%を占めた。一方、4K8Kのような高画質映像を自宅のテレビで見ることに対して、「興味がある」人は半数近い48%となった。
4K8Kテレビを購入する場合の最大予算は、「7~10万円未満」が23.5%、「5万円未満」が23.1%、「10~15万円未満」が18.3%、「5~7万円未満」が15.8%と、約8割が15万円未満で収めたいと考えていた。なお、平均金額は10万6,562円だった。
4K8Kテレビ非所有者のうち、「東京2020オリンピック・パラリンピック」を4K8K映像で観戦したいと答えた人は63.3%。観戦場所については、「自宅で(テレビ)」が94.2%に上った。