Maximusシリーズに水冷対応のFormula

ASUSの「ROG Maximus XI Formula」は、水冷に対応したZ390チップセット搭載マザーボードだ。基板上の「CrossChill EK III」クーラーは水冷/空冷に両対応だが、水冷システムに接続したときには、MOSFETの温度を35℃まで低下させることが可能だという(フィッティングはG1/4に対応)。価格は58,000円前後。

  • ASUSの「ROG Maximus XI Formula」。これでMaximusは全て出揃った

  • 電源部に「CrossChill EK III」クーラーを搭載。8コアCPUでも安心だろう

下位モデル「CODE」と同様に、トップカバー「ROG RGBアーマー」を装備し、クールな外観を実現。そのほかのスペックもCODEと同様だが、上位モデル「Extreme」に搭載されているAquantia製の5GbEや、各種ステータスを表示可能な「LiveDash OLED」パネルなども備える。

  • トップカバーの「ROG RGBアーマー」が印象的な外観を形成している

  • Intel製の有線GbEと無線LANに加え、Aquantia製の5GbEを搭載する

Radeon RX 500番台に最上位の「590」

AMDより、新GPU「Radeon RX 590」が発表され、搭載グラフィックスカードがPowerColorとSapphireから発売となっている。同GPUは新たに12nmプロセスを採用しているが、アーキテクチャは従来の「RX 580」とほぼ変わらず、ストリームプロセッサ数も同じことから、位置付けとしては、高速になったRX 580と見ることができる。

  • 「Radeon RX 590」を搭載するグラフィックスカードが2社から発売に

PowerColorの「AXRX 590 8GBD5-3DH/OC」は、3スロット厚の大型クーラーを搭載したモデル。8mm径のヒートパイプとダブルボールベアリングのファンを採用しており、高い冷却性能と長寿命を実現している。コアクロック(ブースト時)は、標準の1545MHzから1576MHzに高速化。価格は39,000円前後だ。

  • PowerColorの「AXRX 590 8GBD5-3DH/OC」。Red Devilブランドの製品だ

  • 出力端子は通常通り、DisplayPort×3、HDMI、DVIの5端子を備える

Sapphireの「SA-RX590-8GD5N+」は、メタリックブルーのファンカバーとブルーLEDファンが印象的なモデル。LEDはソフトウェアから6種類の発光モードが選択可能だ。コアクロック(ブースト時)は1560MHzに高速化。デュアルHDMIの出力端子を備えており、VRゲームなどに便利だろう。価格は40,500円前後。

  • Sapphireの「SA-RX590-8GD5N+」。「Dual-X」クーラーを備える

  • 出力端子は、DisplayPort×2、HDMI×2、DVIという構成になる