俳優の高橋一生が19日、東京・豊洲PITで行われたカンテレ・フジテレビ系ドラマ『僕らは奇跡でできている』(毎週火曜21:00~)のライブイベント『僕らはドラマと音楽と奇跡でできている体感ライブ』に出演し、ロックバンド・SUPER BEAVERとともに同ドラマの主題歌「予感」を熱唱した。
18時30分に開演した会場の照明が落ち、最初にさまざまなCM映像が流れたが、高橋が出演するCMでは観客の歓声が。さらに、そのCMでバスタブでの入浴シーンがお目見えすると、歓声は一層高まり、本人の登場が待ちきれない様子だ。
そして、大きな声援に包まれる中、高橋らキャスト陣が登場し、高橋は役柄さながらに「都市文化大学で講師をしています、相河一輝です」とあいさつ。戸田恵子は「榮倉奈々じゃなくてごめんなさい」とジャブをかまし、児嶋一哉は観客からの「大嶋~」の呼びかけに圧巻の「児嶋だよ!」を見せつけ、いよいよイベントがスタートした。
まずは、オープニング曲「ピュアなソルジャー」を歌うShiggy Jr.のライブが展開され、続いて児嶋演じるアリ好きの同僚講師・沼袋が活躍するGYAO!で配信されたドラマのチェインストーリーをパブリックビューイング。その後、高橋、戸田、児嶋に、一輝の教え子である学生役を演じる矢作穂香、北香那も加わり、トークコーナーが行われた。
撮影の進ちょく具合を聞かれた高橋が「全部撮り終わりました」「ウソです」とボケると、児嶋が「分かりづらいウソつくな!」とイラ立つツッコミから始まったこのコーナーでは、高橋と戸田が、撮影現場で出される料理があまりにおいしく、スタジオの照明が落ちても食べ続けたといった裏話を披露。矢作は、学生役4人組で最近食事をする仲になったことを紹介し、関西ジャニーズJr.の西畑大吾に対して、「何かあると『アイドルだからね』」とイジっていることを明かした。
また、質問コーナーで「朝または夜に欠かさず行っていること」を聞かれると、北は「朝は、すっごいご飯を食べます。(1人で)2合とか全然いけます」と、きゃしゃな体からは想像できない大食漢ぶりを告白。「駅まで20分くらい自転車こいでます」と、毎日の通勤で消費していることまで教えてくれた。
撮影してきた中で印象に残ったことについて質問が飛ぶと、児嶋は「目の前にアリを見て芝居してるんですけど、のほーんとするシーンでも、アリ同士が殺し合ったりしてるんです」と告白。高橋も「こないだ大戦争、大虐殺でしたよね」とその激しさに同調し、児嶋は「首だけとかあるから」と、衝撃の状況で平然と芝居していることをアピールした。
その後も、榮倉奈々や、「児嶋だよ!」待ちで一時停止する要潤からのビデオメッセージ、会場の誰もがフローチャートに混乱する動物診断などが繰り広げられ、いよいよSUPER BEAVERが登場。ステージを最高潮に盛り上げると、最後にはキャスト陣も参戦し、ボーカルの渋谷龍太とともに高橋もタオルを振り回しながら熱唱した。
役柄では常にマイペースで、このイベントでも随所に一輝のような言動を見せていた高橋だったが、熱狂のステージに立つとテンションが上ったのか、激しくジャンプする場面も。興奮の中、高橋は「皆さんが来てくださったことがとてもうれしく響いてます。1人1人皆さんが答え合わせをせずに、このドラマとこの音楽が素晴らしいと思ってくださった人たちなんだと僕は信じています。これだけ1人1人が集まって、大きな1つのものになっているので、とても感動しています。本当に、1人1人に『ありがとうございます』と言いたいです」と呼びかけ、ライブイベントは盛況のうちに幕を閉じた。
終演後、ドラマと音楽の融合という試みに、高橋は「きっとものすごく面白くて新しいものになるんじゃないかと思っていたんで、予想以上に楽しくなったんじゃないかなと思います」と感想をコメント。タオルを振り回していたことについて「僕、何も振り回してないですよ」ととぼけたが、児嶋に「めちゃくちゃやってた! バンバンやっててびっくりした(笑)! ムチャクチャかっこいいじゃん! 何あれと思って、見入っちゃった」と言われると、「おじゃましました」と謙そんした。
戸田は「すごい良い音で演奏してもらって、歌っていただいて、間近で聞けて本当に楽しかったし幸せでした」、矢作は「本当に素晴らしい機会をいただけて、これを糧にこれから頑張ろうと思いました」、北は「お客さんもすごく楽しそうで自分たちも本当に楽しくて、こんな場所に携われてすごく幸せです」と、興奮冷めやらぬ様子。
SUPER BEAVERの渋谷は「両者がグッと混ざり合って、1つの時間をお互いに作れたというのはとても素敵なことだなって思いましたし、こういうことが今後もいろんな形でできていけたら」、Shiggy Jr.の池田智子は「私たちもなかなかない環境の中で音楽を演奏させていただいて、また1つ曲に素敵な思い出が重なっていって、より大事な曲になり、それがすごくうれしかったです」と、ドラマとのコラボレーションの喜びを語っていた。