アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也主演のテレビ東京系ドラマスペシャル『東野圭吾 手紙』(12月19日21:00〜)の追加出演者が20日、明らかになった。

  • 左から佐藤隆太、亀梨和也

同作は発行部数240万部超えとなる東野圭吾の代表作を実写ドラマ化。強盗殺人犯の弟という運命を背負った青年・武島直貴(亀梨)が、周囲の差別や偏見に苦しみながらも、やがて自分の家族を持つまでの軌跡を、兄弟の手紙を通して丁寧に描く。

弟・直貴を大学に入れたい一心で、強盗殺人の罪を犯してしまい、獄中から直貴に手紙を送り続 ける武島剛志を演じるのは、俳優の佐藤隆太。そしてドラマのヒロインでもあり、直貴を支え続け、のちに妻となる白石由実子を、本田翼が演じる初の母親役となる。

佐藤は「物語重要なポイントになる大変難しい役どころだったので、本音を言うと少し怯みましたね、自分に務まるのだろうかと」と心境を吐露。「剛志の出演パートは撮影の後半だったので、撮影を迎えるのがドキドキするというか、撮影に参加していないのに役のことが頭から離れない、何をしていても考えてしまうというのは、やはり作品の力が大きいのかなと思います」と振り返る。

初共演となった亀梨について「ほとんどお話できなかったですね。2 日間しかご一緒できなかったというのもありますが、ドラマでの間 柄上、あまり話さない方がいいとお互い思っていたと思うので……」と明かす。「そんな中でも少し話したのは、本当にしんどいよね、ってことで した。僕はたった3日の撮影だけでもしんどかったのに、亀梨さんは、この重いテーマの中で直貴というキャラクターに1カ月間も添い続ける。本当に大変だろうなと思いました」と労う。「そんなハードな精神状態の中でも集中力を持って、お芝居に対して真っすぐに 向き合っていらっしゃるので、すごく気持ちがいい人だなと思いました。だから撮影が終わった時、『また今度、陽気な作品でも一緒にやりたいですね!』なんて話をしました」と、裏話を披露した。

本田は初の母親役に「一番の悩みどころでした。娘がケガをするシーンでは、6歳くらいの子どもの母親はどう対応するんだろう、もっと焦ったりするのかなと自分なりに考えて演じたのですが、本当に難しかった」と明かす。初共演となる亀梨について「夫婦としてどう演じようかとか、夫婦はこんなふうに話すのかなとか想像しながら会話する中で、無邪気な部分が垣間見えたり、あと合い間で新聞を読んでいらっしゃったりしていたので、私がそれまで抱いていたイメージとは違いました」と印象を語った。