秩父にはおいしいお酒と食べ物が盛りだくさん。そんな秩父の魅力を多くの人に知ってもらおうと、横瀬町観光・産業振興協会と秩父地域おもてなし観光公社が、西武鉄道の横瀬車両基地を会場に「ちちぶ車両基地酒場2018 in 横瀬」を初開催した。
このイベントでは、「秩父錦」「武甲正宗」といった秩父の銘酒、最近注目のベンチャーウイスキー「イチローズ・モルト」、地ビールの「秩父麦酒」などを楽しみつつ、秩父の名物肉料理などを堪能できる。猪汁やホルモン焼き、秩父からあげ、牛肉角切りステーキといった肉料理を中心に、秩父のお酒とともに多くの参加者が味わっていた。
車両基地にピンク色の9000系、落書きも可能
会場となった横瀬車両基地では、ピンク色に塗装された9000系が備えられ、車内で飲食できるようになっていた。ちょうちんが吊るされ、酒場の雰囲気を醸し出していただけでなく、1・5号車は「メッセージグラフィティ」として、車内に落書きもできるようになっている。
3号車では、クリエイティブディレクターの岡永梨沙氏が、9000系をキャンバスに見立て、ライブペイントを行った。車内では多くの参加者が思い思いに落書きを行っていた様子。秩父および西武鉄道への思いが詰まったイラストやメッセージを見ることができた。
「秩父のお酒とグルメでおもてなしできるイベントを」
横瀬町観光・産業振興協会の金子るみ氏は、「秩父では地酒だけではなく、ビールやワイン、ウイスキー、焼酎などさまざまな種類のお酒を造ることができます。そんな秩父のお酒とグルメでおもてなしできるイベントをしたいと思い、このイベントを開催しました」と語った。「秩父の良いところを楽しめるイベントにしたい」と意気込む。
西武鉄道によれば、横瀬町観光・産業振興協会と秩父地域おもてなし観光公社から相談があり、「横瀬車両基地でアピールできれば」ということで、このイベントのために横瀬車両基地を使用できるようにしたとのこと。
この日のイベントでは、よく晴れた秋空の下、多くの参加者が秩父の味を満喫した様子だった。車両基地から西武鉄道の「S-TRAIN」(40000系)や特急レッドアロー(10000系)といった車両も見ることができ、西武鉄道の魅力も感じられたことだろう。「ちちぶ車両基地酒場 2018 in 横瀬」は11月18日も開催(11~16時開場)される。