歌手の天童よしみが、『カンテレ開局60周年特別ドラマ なめとんか やしきたかじん誕生物語』(20日19:00~20:59 ※関西ローカル)で、ナレーションに初挑戦した。
故・やしきたかじんさんの半生を描く同ドラマ。天童にとってたかじんさんは、スターになるきっかけを作ってくれた「恩人」だという。天童が東京から大阪に戻って活動していた頃、たかじんさんは天童の才能を認め、自身が司会を務める関西ローカルの番組企画で天童よしみを応援するプロジェクトを始動。その後、天童は見事に『紅白歌合戦』の出場を果たした。
天童は、歌手・やしきたかじんを「豪快そうに見えて、ものすごく繊細。歌を歌うときも気持ちがすごく入るし、一言一言を大切に歌って流さないから、聞いている人はドンと胸に来るんです」と表現。
初めてのナレーションに、「ナレーションと言うより、セリフのようにたかじんさんのドラマに入っていけました。最悪な時代を経て頑張ってこられたんだな、と新しい発見があったり、『たかじんさんはこうだったのか』とすごく胸にぐっとくることが何度もありました」と振り返りながら、「たかじんさんは、東京に行って大阪に戻ってきた境遇が私と似ているので『よしみ頑張れ、よしみ頑張れ』と応援してくれたんだろうなと思います。感謝の気持ちで読ませていただきました。たかじんさん喜んでくれるかな」と、目を潤ませていた。
なお、きょう17日とあす18日(いずれも10:00~18:00)に、大阪南港ATCホールで開催される「開局60周年!カンテレ8ppy大感謝祭」では、『なめとんか やしきたかじん誕生物語』展を開催。たかじん大学時代の下宿シーンを撮影した実際のセットのフォトスポットやドラマシーン写真、さらに、やしきたかじん本人が写っている『たかじん胸いっぱい』番組写真や、愛用ギターが展示される。