漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2018』の決勝進出者が、15日に発表された。発表されたのは、和牛、霜降り明星、ゆにばーす、見取り図、かまいたち、スーパーマラドーナ、ジャルジャル、トム・ブラウン、ギャロップの計9組。

  • トム・ブラウン(左からみちお、布川ひろき)

9組の中で唯一、よしもと所属ではないトム・ブラウン ( ケイダッシュステージ)。東京・竹芝のNEW PIER HALLで行われた記者会見では、布川ひろきが「普段、地下の地下でやっているので…」と話すと、みちおは「1週間か2週間前くらいには、0人の前でライブやりました」と明かした。

さらに布川は「ネットで検索すると、『トム・ブラウン 上沼怒られ枠』って出るらしいです」と告白し、みちおも「先ほど、マジカルラブリーさんから『今年の"恵美子枠"はお前らだ』って(笑)」と振り返った。マジカルラブリーは昨年の『M-1』決勝で、審査員の上沼恵美子から酷評され、話題を呼んでいた。

見取り図の盛山晋太郎は「昨日から東京にいたんですけど、なんの考えもなく、1人で深夜に新橋をウロウロしてた」というほどの緊張状態であったことを明かし、相方のリリーからは「ネタ終わってすぐにトイレかけこんで戻して、決勝決まったら涙流して、あらゆる液体を出すんですよ。今気づいたんですけど、耳から血が出てるんですよ」とツッコまれていた。

キングオブコントとの2冠を狙う、かまいたちの山内健司は「(『M-1』も優勝して)"ネタの神"になりたい。その後、地方をまわって、小さい子にお笑いを教えたいです」とコメント。今年がラストイヤーになるジャルジャルの福徳秀介は、会見で司会を務めた陣内智則から「また新しい漫才を完成させたって聞いたよ」と振られるも、「この記者会見でいらんこと言うと期待値が上がっちゃうから、ノーコメントでいきたい」と答えていた。

『M-1グランプリ2018』は12月2日(18:34~22:00)にABCテレビ・テレビ朝日系で生放送される。決勝ではこの9組に、同日に行われる敗者復活戦を勝ち上がった1組を加えた10組が競う。ネタ順は昨年に続き、「笑神籤(えみくじ)」という司会が引いたくじ引きによって決定。司会は今田耕司と上戸彩が担当する。

  • (左から)ギャロップ、トム・ブラウン、ジャルジャル、スーパーマラドーナ、かまいたち、見取り図、ゆにばーす、霜降り明星、和牛