Sansanは11月15日、「年賀状に対する意識調査」の結果を発表した。調査は11月2日~8日、大学あるいは大学院を卒業した20代~60代のビジネスパーソン1,000名を対象に、インターネットで行われた。
「年賀状を送った方がよい」、若い世代で多い傾向
「名刺交換した相手に年賀状を送ることをどう思いますか?」と質問したところ、「送った方がよい派」(「送った方がよいと思う」+「相手によっては送った方がよいと思う」)の割合は、全体では55.9%だった。年代別に見ると、20代、30代ともに61.5%と平均よりも高い傾向に。一方、最も低かったのは40代で45.0%だった。
なぜ送った方がよいのか尋ねたところ、「お世話になった人へのマナー」(57.8%)、「新年の挨拶をするため」(50.3%)、「日頃会わない人と連絡がとれるから」(46.5%)が上位に並んだ。
続いて、年賀状の宛名や送付手段など、どのように送るのか聞いたところ、「会社名義で送る」(68.2%)が最も多く、次点は「個人名義で送る」(56.0%)といずれも半数を超え、SNSやメールで年賀状を送付するのは、少数派となった。
全調査対象者に対し、名刺交換をした相手から届いた年賀状を、どのくらいの期間保管しているか教えてもらったところ、「1年以上1年未満」(17.5%)、「2年以上3年未満」(8.2%)、「3年以上」(23.2%)と、約半数が年賀状を1年以上保管していることが明らかに。理由としては、「宛先を確認するため」(61.1%)、「後で見返すため」(43.9%)という人が多かった。
約4割が、年賀状の宛名を書き間違い
次に、「年賀状を送る際に失礼に当たると思うこと」を尋ねると、「名前・肩書き役職・住所などの間違い」(66.9%)や「もらったけど返さない」(52.7%)」に回答が集中した。
「年賀状を送る際に困ること」については、「送る相手選び」(52.8%)、「マナー違反がないかの確認」(45.7%)、「宛名や役職が最新かの確認」(36.0%)が上位に。そこで、相手へ送る際に肩書きなどを間違えた経験があるか尋ねたところ、39.5%が「ある」と回答。7割近くの人が「名前・肩書き役職・住所などの間違い」は失礼に当たると認識している一方で、およそ4割のビジネスパーソンが実際に間違ったことがあることが分かった。
最後に、年賀状の住所や会社名・肩書きなどをどのようにデータ化しているか聞いたところ、「手入力」(40.0%)が最も多く、次点は「名刺管理アプリ」(30.1%)と続いたが、そもそも33.0%の人が「データ化していない」ことが明らかに。失礼と認識しつつ間違ってしまうにも関わらず、アナログな方法での管理が根強く残っていることが分かった。