JR西日本は13日、新大阪駅から久宝寺駅に至る新路線として同社と大阪外環状鉄道で整備を進めるおおさか東線に関して、全線開業時の運行体系など概要を発表した。

  • おおさか東線の全線開業後、新大阪~奈良間で直通快速を運転(写真は2013年撮影)

おおさか東線の運行体系として、新大阪~奈良間を直通(久宝寺駅から大和路線経由)で結ぶ快速タイプの直通快速、新大阪~久宝寺間の各駅に停車する普通を設定する。直通快速はおおさか東線において、放出駅に加え、新たに地下鉄(Osaka Metro)中央線と接続する高井田中央駅、近鉄奈良線と接続するJR河内永和駅にも停車する。なお、おおさか東線の全線開業に合わせ、直通快速の尼崎~放出間の運転は取りやめとなる。

直通快速は平日朝に奈良発新大阪行を4本、平日夕方に新大阪発奈良行を4本、土休日朝に新大阪発奈良行を2本、奈良発新大阪行を2本、土休日夕方に新大阪発奈良行を2本、奈良発新大阪行を2本運転する。新大阪~奈良間の所要時間はおおむね60分。普通は早朝・深夜を除き、1時間あたり上下各4本運転。新大阪~久宝寺間の所要時間はおおむね35分、新大阪~放出間の所要時間はおおむね20分とされている。

JR西日本はおおさか東線の全線開業により、大阪東部地域・奈良方面から新幹線の拠点駅である新大阪駅および大阪都心部への鉄道の利便性を高めるとしている。