俳優の濱田岳が、テレビ東京系新ドラマ24『フルーツ宅配便』(2019年1月スタート 毎週金曜 24:12〜)に主演することが11日、明らかになった。
同作はビッグコミックオリジナルで連載中の漫画家・鈴木良雄による同名作品を実写ドラマ化。女性読者からの支持も多く、第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品となった。会社が倒産し、ひょんなことからデリヘル(デリバリー・ヘルス)の店長になってしまった咲田真一(濱田岳)と、デリヘルに努める女性たちの人生を描く。『彼女がその名を知らない鳥たち』『孤狼の血』などで注目を集める映画監督・白石和彌が手がける。
原作の鈴木も、「テーマがテーマだけにテレビでのドラマ化は難しいのかなと思ったりもしました。おそらくテレビ東京さんのドラマ24という枠だからこそ実現したドラマ化だろうと思います」と語る。「デリヘルが舞台であるからこそ描ける心震える人間ドラマにしていただけるものと心から期待しておりますし、なるものと確信しております。ので、みんな見てね〜」とエールを送った。
濱田岳 コメント
このドラマはきっと「生きていくということ」が、大事なテーマの1つだと思っています。また、そのドラマの主演を任せていただけることに、喜びと、大きな責任を感じております。
男性しか利用することの無い職業のため、色々な感情を抱く方も多いとは思いますが、人間が持つ、「欲」と「弱さ」が織りなす人情劇になっていると思います。毎週楽しんで頂ける作品にするべく、白石監督をはじめ、素敵な仲間たちと撮影をしております。ご期待ください。
ひとつだけ残念なのは、釣りバカ日誌の伝助のときの様に、朝から元気に、おはスタに出られないことです。
これから始まる、フルーツ宅配便をよろしくお願いいたします。
白石和彌 コメント
映画で何度か描いてきたデリヘルの話をドラマ24を舞台に再度挑戦します。それもこれも『フルーツ宅配便』という素敵な原作に出会ったことが全てです。まだまだ描かなければいけない人生が世の中にはたくさんあると痛感させられています。濱田岳さんという最高のパートナーと一緒に、悲しく苦く、ほんの少しだけ楽しい様々な人生を見つめていきたいと思います。撮影、始まったばかりですが快調です。明日は晴れろ!
濱谷晃一プロデューサー コメント
2年前に『フルーツ宅配便』を初めて読んだ時、「これはテレビ東京が、絶対にドラマ化しなければいけない!」と神の啓示を受けたかのような強い使命感を勝手に覚えました。しかし、いくらテレビ東京とはいえ、デリヘルが舞台で、しかもディープな人間模様を描く本作に容易にはGOサインは出ませんでした。ただ、諦めずに「監督は絶対に白石和彌しかいない!」と、今、最も多忙な映画監督にダメ元でオファーをしたところ、まさかの快諾。「主人公の咲田は、まさに濱田岳君だ!」と、CM契約多数の人気俳優にデリヘル店長役をオファーしたところ、まさかの快諾。盟友の根本ノンジ氏を脚本家に、そして先輩映画プロデューサー諸氏のお力もお借りして、最高のスタッフ・キャストが揃いました。……構想2年半、奇跡の座組でついに念願の日の目を見ます。地上波でまさかのデリヘルドラマ。あまりエロくありませんが、ちょっと苦くて味わい深い作品になると思います。ぜひ、ご覧ください!
(C)鈴木良雄・小学館/「フルーツ宅配便」製作委員会