お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、11日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、日本テレビ系バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』の“やらせ疑惑”についてコメントした。
8日発売の『週刊文春』で、2018年5月にラオスの橋祭りとして放送されていた内容が、実際には存在しないイベントだった疑いがあると報じられた。日本テレビ側は、「現地からの提案を受けて成立したもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はなく、また、番組から参加者に賞金を渡した事実もございません」と否定し、「この会場で初めての開催であった『橋祭り』を、放送では毎年行われているかのような、誤解を招く表現となりました。この点については、番組として真摯に反省すべき点があったと考えております」と見解を示した。
これについて松本は、「ニュースになった時に写真で(宮川)大輔が使われるのがちょっとかわいそうと思います」と出演していた宮川大輔に同情。「こういう問題が出た時に、よく『バラエティはそもそもヤラセだから』みたいに言うじゃないですか? その考え方も嫌いで。結構、ガチもやってるからね」と主張した。
また、「いろいろありますよ」と番組側の事情も考慮し、「祭りの定義も難しくない?」と問いかける。「家に帰って、おかんがたこ焼きめっちゃ焼いてて、『今日はたこ焼き祭りやで!』って言うてたからね」と笑いを誘いつつ、「その国の人にしたら、そんな祭りやってないのに毎年やってると言われるのは、日本人がもしそれをやられたらと考えたら多少気持ちがよくないのも分かります」と現地の人々の気持ちも思いやっていた。