ボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅(31)が10日、自身のブログを更新。「私、亀田興毅は現役を退き、プロボクサーを引退することにしました」と、2度目の現役引退を表明した。

亀田興毅

亀田興毅

亀田は2015年10月16日の河野公平戦に敗れて現役引退し、今年4月5日にJBCからプロボクサーライセンスの再交付を認められて現役復帰、5月5日には、非公式戦ながらポンサクレック・ウォンジョンカムに2回TKOで勝利。そして、最後にローマン・ゴンサレスと戦いたいと現役を続行して悲願の一戦を待ち望んでいたが再戦は実現せず、再びグローブを置くことになった。

亀田は「彼との試合は実現する事ができませんでした。正直、夢半ばといいますか、今でも戦いたい、悔しいと思う気持ちでいっぱいです」と吐露。続けて、「しかしそんな気持ちを超えた新しい夢ができました。夢というより元より強く思っていた事。それが弟・亀田和毅が再び世界チャンピオンになる事。3兄弟でそろって二階級制覇という大記録を達成する事です」と新たな目標を明かした。

そして、「実力、センス、努力。どこをとっても亀田和毅にはその可能性は十分にある。しかしここまで試合を実現するのが遠くなってしまったのは俺の責任でもあるし、だからこそ総力を上げて応援したい。今は和毅のためであれば何でもやりたいと思う。だからこそ、この大会TFCイベントプロデューサーとしての責務を全うしたいし、チームとして全力でサポートしたい」と決意を記し、「この大会に限らずここからがスタートといっても良い状況なのでサポート役としてもう一度、世界にチャレンジしたい。その強い思いを持ってして現役プロボクサー亀田興毅とは今ここでお別れしたいと思います」とつづった。

最後に、「11月12日亀田和毅、WBC世界スーパーバンタム級、王者決定戦に挑みます。相手は欧州王者にして世界ランキング1位。不足なし。絶対に勝ちます。応援宜しくお願い致します」と呼びかけた。